Illustratorで図形を塗りつぶすときは、ライブペイントツールを使うことでパスを閉じなくても図形を塗りつぶすことができます。
この記事では、Adobe Illustratorのライブペイントツールの機能を使った塗りつぶしのテクニックについて紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように解説しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
Illustratorの塗りつぶしは簡単
まずは、Illustratorの塗りつぶしの方法について紹介します。
ツールバーの「塗り」を使う
Illustratorで塗りつぶしをするのは簡単です。
図形を作成した後、ツールバーの「塗り」を設定することで塗ることができます。
ライブペイントツールを使う
Illustratorの塗りつぶしをするもう一つの方法にライブペイントツールがあります。
ライブペイントツールは、画像をトレースして作ったパスや複雑なパスの図形を塗りつぶす時に使えるツールです。
例えば、上記の画像のように画像をトレースして作ったパスに塗りつぶしをしてみましょう。
ダイレクト選択ツールを使用して塗りつぶしをしたい部分を選択します。
ライブペイントツールに持ち替えて、色を設定します。
パスの内側をクリックすれば下記のように塗りつぶしをすることができます。
パスを閉じずに塗りつぶしをする
ライブペイントツールを使った塗りつぶしの場合、パスの線が閉じていない状態だと塗りつぶしをすることはできません。
パスを閉じずに塗りつぶしをするには、隙間オプションを使用します。
まず、選択ツールで図形を選択します。
次に、ライブペイントツールに持ち替えて、画面上部のメニューからオブジェクト>ライブペイント>隙間オプションをクリックします。
すると、隙間オプションのパネルが表示されるので隙間を検出するためのオプションを設定します。
「塗りの許容サイズ」の部分を変更して隙間を検出させましょう。
今回は「カスタムの隙間」に設定し27pxに設定します。
隙間が検出されると、画像のように隙間を赤く検出してくれます。
※隙間は最大で72pxまでを検出できます。それ以上の大きさは隙間として認識されないため注意してください。
OKをクリックして、ライブペイントツールでパスの内側をクリックすると塗りつぶしができるようになります。
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まとめ:隙間も塗りつぶすことが可能
ライブペイントツールでは、複雑なパスや隙間のあるパスも塗りつぶしを実行できるため非常に便利です。
以下が今回のまとめです。
- 塗りつぶしをする方法は、ツールバーの「塗り」とライブペイントツールの2種類がある
- ライブペイントツールは複雑なパスも塗りつぶしをすることができる
- 隙間のあるパスを塗りつぶすには隙間オプションを設定する
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