After Effectsの波形ワープを使えば、ゆらゆら揺れる水や炎のアニメーションを簡単に作成できます。
今回の記事では、After Effectsの波形ワープの使い方について紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
波形ワープで作れるもの
まずは、波形ワープでどんなものが作成できるのか紹介していきます。
グニャグニャと揺れる線
グニャグニャと芋虫のように動く線です。
モーショングラフィックスの素材として使われることが多く、パスのトリミングと併せて使われます。
リキッドアニメーション
水のような柔らかい表現をすることも可能です。
後のステップで作り方を紹介します。
アニメっぽい炎
アニメのような炎の素材を作ることも可能です。
こちらも後のステップで作り方を紹介します。
リアルな炎の作り方は、下記の記事で詳しく紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
After Effectsで炎の作り方!リアル・アニメっぽい表現など波形ワープの使い方
ここでは、波形ワープの使い方について簡単に紹介します。
波形ワープの適用方法
波形ワープを適用させるには、適用させたいレイヤーを選択状態にして、エフェクト>ディストーション>波形ワープを選択します。
これで、波形ワープが使えるようになります。
波形ワープの種類
波形ワープには、下記の9種類があります。
- サイン
- 矩形
- 三角形
- のこぎり波
- 円形
- 半円形
- 非円形
- ノイズ
- ノイズ(滑らか)
波形ワープの調整方法
波形ワープを調整する際には、主に下記の項目を使用することが多いです。
- 波形の高さ・・・波形の強さを調整
- 波形の幅・・・波形の周期を調整。値を小さくするほど小刻みに揺れ、大きくすると緩やかに揺れる
- 方向・・・波の移動する方向を調整
- 波形の速度・・・波の速さを調整
リキッドアニメーションの作り方
ここでは、動画のような簡単なリキッドアニメーションの作り方を紹介します。
まず、コンポジションの中に円を作成します。
そして、円に波形ワープを追加してください。
波形の高さを50、波形の幅を1000、波形の速度を0.5に調整しましょう。
波形の幅を大きくすれば、円がゆったりと揺れ水のようになります。
最後に、グラデーションで水っぽい色を表現すれば完成です。
波形ワープを使った炎の作り方
最後に、炎の作り方を紹介します。
ペンツールを使って画像のようにしずくの形をしたシェイプを作成します。
そして、波形ワープを追加してください。
波形の高さを35、波形の幅を150、方向を0°に調整しましょう。
調整が終わったら、シェイプをコピーして複製します。
複製したシェイプの波形の高さを35から-35に変更してください。
そして、複製したシェイプの大きさを少し小さくして、元のシェイプに重ねましょう。
(今回分かりやすいように色を変更していますが、自分で作業するときは色を変更しなくて大丈夫です)
元のシェイプレイヤーのトラックマットを、アルファマットに変更します。
トラックマットの項目がレイヤーにない場合は、レイヤーパネルの左下の真ん中のマークをクリックしてください。
エフェクトの描画>グラデーションを追加して、色を炎っぽくしましょう。
最後に作成した炎をコピーして、縮小して重ねて配置します。
波形ワープの項目や、グラデーションの色を変更して完成です。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
AfterEffectsで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。ある程度AfterEffectsを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。
テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。
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下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
After Effects(アフターエフェクト)おすすめのテンプレートを種類に分けて紹介!
まとめ:簡単かつ使いやすい
波形ワープは、簡単に使えて様々な場面で使用できるのでモーショングラフィックスでは重宝します。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、制作に役立ててください。
また、当サイトでは2020年からIllustratorやPremiere Proなど、Adobeソフト関連の使い方に関する記事を投稿しております。
画像加工や動画編集に関する情報や知識に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。