Premiere Proで動画を書き出した時、仕上がりが荒いと感じたことはありませんか。
この記事では、Premiere Proの書き出しが荒いときの対処法について紹介します。
なぜ書き出しが荒くなるのか
まずは、書き出した動画が荒くなる原因の例を紹介します。
Premiere Proで書き出した動画が荒くなる原因としては、
- フレームサイズが適切でない
- スケールを使用している
- プロキシファイルを使用している
などが考えられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フレームサイズが適切でない
Premiere Proで書き出した動画の画質が悪い時は、フレームサイズが適切でない可能性があります。
動画素材のフレームサイズを確認したいときは、メタデータの部分を確認しましょう。
スケールを使用している
クリップにスケールを使用すると、画質が荒くなる可能性があります。
10~15%ほど拡大するだけなら、画質が荒くなることは少ないですが300%など過度に拡大させると4Kなど高画質な動画でも荒くなってしまうので注意しましょう。
プロキシファイルを使用している
作成している動画で、プロキシファイルを使用している場合画質が荒くなることが多いです。
プロキシファイルとは、元の動画ファイルの代わりに使用できる、編集作業に適した容量の軽いファイルのことです。
容量の大きい動画素材を使用するときは便利ですが、画質に影響が出ることもあるため編集後に元の動画ファイルに戻しておきましょう。
画像の「プロキシの切り替え」のボタンが青くなっている場合、プロキシファイルを使用している状態になります。
動画を綺麗に見せるためのテクニック
編集で動画が荒くなる原因をなくしても、元の動画素材が荒いとあまり意味がありません。
そこで、ここでは編集で使える動画を綺麗に見せるためのテクニックを紹介します。
ブラーを使用する
荒い動画にブラーを使用して少しぼかすと、ギザギザやカクカクしている部分を滑らかにできます。
ブラーを使用するにはエフェクトパネルから「ブラー(ガウス)」を検索してクリップに適用させましょう。
適用させた後は、エフェクトコントロールパネルから調整できます。
シャープを使用する
また、シャープは逆に動画をクッキリさせることができます。
動画全体がぼやけている場合は、シャープを使用してみるといいでしょう。
ブラーの時と同様に、エフェクトパネルから「シャープ」を検索して、エフェクトコントロールパネルで調整できます。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
Premiere Proで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。ある程度Premiere Proを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。
テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。
プロが作成したテンプレートも販売されており、購入すれば実質プロと同じクオリティの映像を3分で作成できるようになります。
値段もそこまで高価ではなく、例えばMotionElementsの使い放題プランに入れば月額2,150円で3百万を超えるプロのストック素材を自由にダウンロードできます。
下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
Premiere Pro|テンプレートはどれがおすすめ?種類に分けて紹介!
まとめ:書き出し前に確認しよう
画質が荒いかどうかは、書き出しをする前に確認した方が二度手間にならないのでおすすめです。
また、動画全体を通して部分的に荒かったり、滑らかすぎる所がないかも確認すると良いでしょう。
この他にも、Premiere Proの使い方について多くの記事を投稿しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。