動画編集をする際に、映像が暗くて困ったことはありませんか。
この記事では、プロも使っているPremiere Proを使った光のエフェクトの作成方法を2つ紹介します。
初心者の方でも、分かりやすいように簡単に解説しておりますのでぜひご覧ください。
光のエフェクトその1:レンズフレアで作成
まずはレンズフレアを使用する方法について紹介します。
動画のように太陽みたいな光を追加することができます。
動画素材の準備
まずは、レンズフレアを追加する動画素材を準備します。
今回は山の景色の動画を用意しました。
エフェクトからレンズフレアを追加
エフェクトパネルを開き、「レンズフレア」と検索してみましょう。
ビデオエフェクト>描画の中にレンズフレアが表示されます。
レンズフレアを前のステップで用意した動画素材のクリップ内にドラッグ&ドロップします。
これで、レンズフレアの追加は完了です。
フレアの編集
ここからはフレアの使い方を紹介します。
エフェクトコントロールパネルを開くと、レンズフレアの項目があるのでそこで位置や明るさを編集しましょう。
編集できる項目は以下の通りです。
- 光源の位置・・・フレアの位置を調整できます。
- フレアの明るさ・・・フレアの明るさを調整できます。
- レンズの種類・・・レンズの種類を3種類から変更できます。
- 元の画像とブレンド・・・数値を上げるほどフレアが元の画像になじんで目立たなくなります。
フレアの種類
Premiere Proのレンズフレアでは、3種類のレンズを選ぶことができます。
選べるのは、「50-300mmズーム」、「35mm」、「105mm」です。
レンズフレアを動かしてみる
ここでは、動画のようにPremiere Proのレンズフレアを滑らかに動かす方法を紹介します。
「光源の位置」の時計マークをクリックしてキーフレームを追加します。
タイムラインのインジケーターを動かして、もう一つキーフレームを追加します。
そして光源の位置を先ほどより斜め上に設定しましょう。
さらにタイムラインのインジケーターを動かして、キーフレームを追加します。
そして光源の位置を先ほどより斜め下に設定します。
追加したキーフレームを全て選択した状態で右クリックし、時間補間法>連続ベジェをクリックします。
プレビュー画面で、レンズフレアの軌道を滑らかに調整できるようになります。
選択ツールを使って調整してみましょう。
これで、レンズフレアを動かせます。
光のエフェクトその2:ブラーを使用する
ここでは、エフェクトのブラーを使用してキラキラ光る表現を作成します。
動画素材を準備して調整レイヤーを追加
まずは、キラキラ光らせる動画素材を用意しします。
プロジェクトパネルを選択した状態で、画面上部のメニューからファイル>新規>調整レイヤーをクリックします。
プロジェクトパネルに調整レイヤーが追加されるので、タイムラインにドラッグ&ドロップして大きさを長さを動画と同じに調整します。
調整レイヤーにブラーを追加
エフェクトパネルから、ブラーを検索してビデオエフェクト>ブラー&シャープの中の「ブラー(ガウス)」を調整レイヤーにドラッグ&ドロップします。
エフェクトコントロールパネルにブラー(ガウス)が追加されます。
エフェクトコントロールパネルを調整
ブラーを調整していきます。
エフェクトコントロールパネルのブラーの数値を大きくします。
今回は30に設定しました。
次に不透明度の中の描画モードを「覆い焼き(リニア)」に変更します。
すると動画がキラキラとした感じになります。
不透明度にキーフレームを追加
不透明度にキーフレームを追加してキラキラとしたエフェクトを作成します。
タイムラインのインジケーターを動かして、好きなところにキーフレームを打ちます。
そして不透明度を0%に設定します。
タイムラインのインジケーターを3フレーム分ほど動かして、キーフレームを追加します。
そして不透明度を100%にします。
もう一度、タイムラインのインジケーターを3フレーム分ほど動かして、キーフレームを追加します。
そして、不透明度を0%にします。
作成した3つのキーフレームをコピーして、画像のようにタイムライン上にランダムにペーストしましょう。
これで完成です。
光が弱いと感じるときは、ブラーの値を大きくするなどして調整しましょう。
ちなみに夜景以外にも、海の動画でもこのようにキラキラさせることができます。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
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下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
Premiere Pro|テンプレートはどれがおすすめ?種類に分けて紹介!
まとめ:動画のクオリティを上げていこう
今回は光るエフェクトの作り方を紹介しましたが、Premiere Proではこの他にも色々なエフェクトを作ることが可能です。
当サイトでは、Premiere ProやAfter Effectsなどの使い方について制作に役立つ記事を多く投稿しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。