Illustrator(イラレ)で文字をアウトライン化する方法、注意点、理由など

普段からIllustratorを使ってポスターやWebサイトのデザインをする人は、文字のアウトラインをよく作成するかと思います。
しかし、どうして文字にアウトラインを作成しなければいけないのか、理由を知らない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、Illustratorで文字をアウトライン化する方法や、アウトライン化する際の注意点、何故アウトライン化をするべきなのか理由を説明します。
イラストレーターやデザイナーを目指している方は、知っておくと便利な内容ですのでぜひチェックして見てください。

アウトライン化の方法

まずは、文字をアウトライン化させる方法について紹介します。
10秒で完了できるのでぜひチェックしてください。

アウトライン化の手順

アウトライン化の手順

文字をアウトライン化する方法は簡単です。
文字を選択状態にします。
その状態で画面上部メニューの書式から「アウトラインを作成」を選択してください。


アウトライン化の完了

これで、文字をアウトライン化することができました。

全ての文字がアウトライン化されているか確認する方法

アウトライン化を確認

ドキュメント内のすべての文字がアウトライン化されているか確認するには、「ドキュメント情報」を使用します。
画面上部のメニューのウィンドウから「ドキュメント情報」を選択します。


フォントにチェック

ドキュメント情報のパネルが開きます。
「選択内容のみ」のチェックを外して、フォントにチェックを入れます。
「ドキュメント情報」の中身が「なし」になっている場合は、全ての文字がアウトライン化されています。
「ドキュメント情報」の中身が「なし」になっていない場合は、まだアウトライン化されていない文字があるので注意してください。


アウトライン化する時の注意点

次にアウトラインを作成する際の注意点について紹介します。
アウトラインを失敗すると後々めんどうなことになるので、注意しておきましょう。

レイヤーのロックは解除しておく

レイヤーのロック解除

アウトラインは、レイヤーにロックがかかっていると作成することはできません。
画像のようにレイヤーにロックがかかっている場合は、必ず外すようにしましょう。

アウトライン化すると元に戻せない

一度アウトライン化してしまうと基本的にアウトライン化する前に戻すことはできません。
保存する前だと、Ctrl+zで元に戻せますが保存してウィンドウを閉じてしまうと、元に戻せなくなります。
アウトラインを作成する前には、アウトラインしていないデータをコピーして保存しておくことをおすすめします。

孤立点は残さない

全ての文字をアウトライン化したのに、「ドキュメント情報」の中身が「なし」になっていない場合は孤立点が残っている場合があります。

孤立点

孤立点とは、画像のように文字ツールでクリックしたけど入力せずに他の操作をしてしまった時にできるポイントの事を言います。
孤立点を残しておくと印刷の際にトラブルが生じる可能性もあるので、しっかり消しておきましょう。


「孤立点」をクリック

孤立点を削除するには、画面上部の選択>オブジェクトから「孤立点」をクリックしてください。
ダイレクト選択ツールを選択した状態だとこのように孤立点が表示されます。
Deleteキーを押せば、孤立点を全て削除することができます。
また、孤立点を削除する際にレイヤーにロックがかかっていると、そのレイヤー内の孤立点は削除されないので注意してください。

普通にアウトライン化できない文字もある

文字の中にはアウトラインを作成できないものもあります。
「エンベロープを使った文字」、「グラフの中の文字」、「パターンで使っている文字」などが代表的な例です。
ここでは、それらの文字をアウトライン化させる方法について紹介します。

エンベロープを使った文字のアウトライン化

エンベロープ

エンベロープは、画像のように選択したオブジェクトを変形することができます。
しかし、この状態だとアウトライン化することができないので「拡張」をする必要があります。


「拡張」をクリック

文字を選択した状態で、画面上部のオブジェクト>エンベロープから「拡張」をクリックします。


アウトライン化は完了

拡張をクリックすれば、アウトラインを作成した状態になります。
これで、エンベロープを使った文字のアウトライン化は完了です。

グラフの中の文字

グラフの中の文字

グラフの中の文字はまずオブジェクトを分解してからアウトラインを作成する必要があります。
画面上部のオブジェクト>グループ解除を選択します。
グループを解除すると、グラフ設定やグラフデザインの変更をできなくなるので、注意してください。
グラフのグループ解除は、全ての編集が終わってからにしましょう。

グループ解除した後は、ダイレクトツールで文字だけを選択してアウトライン化しましょう。

パターンで使っている文字

パターン

画像のように文字列をパターン化することができます。
パターンで使っている文字は単純にパターン化する前にアウトラインを作成しておくとよいです。


そもそもなぜアウトライン化する必要があるのか

最後に、そもそもなぜテキストをアウトラインを作成しないといけないのか紹介します。

どのパソコンでも文字を表示できるようにするため

アウトラインを作成する大きな理由として、「どんな環境のパソコンでも同じデザインの文字を表示させること」が挙げられます。

例えば、有料のフォントをインストールして名刺のテキストデザインをしたとします。
そして、作成したテキストデザインのデータをPDFファイルに変換して印刷会社に送ったとします。
この際、印刷会社のパソコンでデータを確認するとその有料のフォントはダウンロードされていないので、別のフォントに変換されるか、文字化けしてしまいます。
入稿したあとも、正しく印刷されません。

このようなエラーを起こさないためにも、アウトラインを作成する必要があります。
アウトライン化はテキストを画像や図形と同じ、オブジェクトに修正する機能なので他のパソコンでデータを確認してもエラーを起こさないようにできます。
作成したテキストデザインを正しく表記させ、文字化けを防ぐためにもアウトラインの作成は欠かせない作業なのです。


まとめ:完成したらアウトライン化を忘れずに!

Adobeソフトのアウトライン化機能はデータを他の環境でも正しく表示し、オリジナルのままプリントアウトすることができるので、とても便利です。
完成したデータにはアウトラインを作成しておくことを忘れずにしましょう。
以下が今回のまとめです。

  • アウトラインを作成するには、書式から「アウトラインを作成」をクリックするだけ
  • アウトラインができているか確認するには、ドキュメント情報をチェックする
  • 孤立点を削除するのを忘れずに!
  • エンベロープやグラフなどアウトライン化する手順が複雑なものもある
  • アウトラインの目的は、どんな環境のパソコンでも同じデザインの文字を表示させることなどが挙げられる

また、この他にもAfter EffectsやPhotoshopなどのAdobeソフト関連の使い方やエラーの対処法、Adobeソフトを利用したテクニックについて紹介しています。
他にもAdobeソフトの使い方が知りたい方はぜひチェックしてください。