エクスプレッションの中でもよく使用されるのが、timeです。
他のエクスプレッションと一緒に使われることが多いです。
この記事では、timeを使ってできることや記述方法の例について紹介します。
timeで何ができる?
timeは、時間経過によってオブジェクトを移動させたり回転させることができます。
例えば、回転にエクスプレッションを追加して「time」とだけ記入すると、1秒間に1度回転します。
位置に「time」とだけ記入すると、1秒間に1px移動します。
回転や移動のスピードを上げたいときは「time*360」のように記入してください。
「time*360」だと、1秒間に360度回転したり1秒間に360px回転します。
timeの使い方
ここでは、timeを使った色々な例を紹介します。
事前準備:オブジェクトの追加
まずは、初めてエクスプレッションを使用する人のためにオブジェクトを作成してからエクスプレッションを追加する方法について紹介します。
まずは、楕円形ツールや長方形ツールを使ってオブジェクトを作成します。
作成するオブジェクトは何でもいいです。
これで、エクスプレッションを追加する準備は完了です。
オブジェクトを移動させる
まずは、オブジェクトを移動させる方法です。
オブジェクトのトランスフォーム>位置を右クリックして「次元に分割」をクリックします。
位置がX位置とY位置に分割されました。
今回はX位置の方にエクスプレッションを追加します。
X位置を選択した状態で、アニメーション>エクスプレッションの追加を選択します。
エクスプレッションを「time*360」と書き換えます。
これで、オブジェクトを移動させる方法は完了です。
オブジェクトを回転させる
次にオブジェクトを回転させる方法です。
オブジェクトを移動させるときと同じ要領で、トランスフォーム>回転を選択状態にして、アニメーション>エクスプレッションを追加をクリックします。
エクスプレッションを「time*360」と書き換えれば完了です。
逆向きに回転させる
オブジェクトを逆向きに回転させる方法は簡単です。
先述のエクスプレッションを「-time*360」と書き換えれば完了です。
部分的にループさせる
ここでは、移動や回転を部分的にループさせる方法について紹介します。
例えば、「time%2」と記入すると動画開始から2秒までをループします。
ここに更にスピードを調整させたい場合は「time%2*360」と記入します。
色を変更させる
timeを使えば色をじわじわと変更させることもできます。
作成したオブジェクトを選択した状態で、エフェクト>カラー補正>コロラマをクリックします。
レイヤーパネルから、コロラマ>入力フェーズ>フェーズシフトを選択した状態で、エクスプレッションを追加し、「time*360」と書き換えてください。
すると、下記のようにオブジェクトの色を変化させることができます。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
AfterEffectsで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。ある程度AfterEffectsを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。
テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。
プロが作成したテンプレートも販売されており、購入すれば実質プロと同じクオリティの映像を3分で作成できるようになります。
値段もそこまで高価ではなく、例えばMotionElementsの使い放題プランに入れば月額2,150円で3百万を超えるプロのストック素材を自由にダウンロードできます。
下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
After Effects(アフターエフェクト)おすすめのテンプレートを種類に分けて紹介!
まとめ:timeの使い方は簡単
timeの使い方はとても簡単です。
あまりエクスプレッションを使うのに慣れていない人は、まずtimeを使っていろいろ作成してみてはいかがでしょうか。
また、この他にもAfter Effectsの使い方について紹介しておりますのでぜひご覧ください。