After Effectsのエクスプレッションを使えば、様々な表現が可能になります。
今回はAfter Effectsのエクスプレッションの一つであるrandomの使い方について紹介します。
randomとは?
After Effectsのエクスプレッションの一つであるrandomは、名前の通りオブジェクトをランダムに動かしたり、ランダムに大きさを変更することができます。
例えば、上記の動画のような動きをさせることができます。
randomをうまく使いこなせるようになれば、オブジェクトをランダムに動かしたいときとても便利です。
早速randomの使い方を紹介します。
randomの使い方
ここでは、randomの基本的な使い方として、不動明度、位置、スケールの設定方法を紹介します。
事前準備
まずは、randomを適用させるオブジェクトを作成します。
画面上部のメニューから楕円形ツールを選択して、円を作成してください。
(作成するオブジェクトは何でもいいです)
不動明度
まずは、不透明度をランダムに変更させてみましょう。
レイヤーパネルから先ほど作成したシェイプのレイヤーを選択してトランスフォーム>不透明度をクリックして選択状態にします。
画面上部のメニューからアニメーション>エクスプレッションを追加を選択します。
エクスプレッションが追加されます。
「transform.opacity」と書いてありますが、こちらを削除して「random(100)」と入力します。
「random(100)」と入力すると不透明度が0~100%の間でランダムに変化します。
不透明度を30~70%の間で変化させたい場合は、「random(30,70)」と入力しましょう。
位置
次に、位置をランダムに変更させます。
シェイプのレイヤーを選択してトランスフォーム>位置をクリックして選択状態にします。
画面上部のメニューからアニメーション>エクスプレッションを追加を選択します。
エクスプレッションが追加されます。
「transform.position」と書いてありますが、こちらを削除して「random([800,500])」と入力します。
「random([800,500])」と入力すると横軸(x)の位置が0~800の間で、縦軸(y)の位置が0~500の間でランダムに変化します。
横軸(x)の位置を-200~800の間で、縦軸(y)の位置を-150~500の間で変化させたい場合は、「random([-200,500],[-150,500])」と入力しましょう。
スケール
最後に、スケールをランダムに変更させてみましょう。
シェイプのレイヤーを選択してトランスフォーム>スケールをクリックして選択状態にします。
画面上部のメニューからアニメーション>エクスプレッションを追加を選択します。
エクスプレッションが追加されます。
「transform.scale」と書いてありますが、こちらを削除して「random([100,100])」と入力します。
「random(100,100)」と入力するとスケールが0~100%の間でランダムに変化します。
スケールを30~70%の間で変化させたい場合は、「random([30,30],[70,70])」と入力しましょう。
また、オブジェクトのアスペクト比を変えずにスケールをランダムに変更したい場合は下記のように記述してください
r = random([100,100]) ;
[r[0],r[0]]
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下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
After Effects(アフターエフェクト)おすすめのテンプレートを種類に分けて紹介!
まとめ:randomを使いこなそう
エクスプレッションはrandomに限らず使いこなせばかなり便利なものです。
ぜひエクスプレッションを覚えて動画制作に役立ててください。
また、この他にもAfter Effectsの使い方について紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。