Illustratorのブレンドを使えば、選択したオブジェクトを混ぜて中間的なオブジェクトを作成できます。
今回の記事では、Illustratorのブレンドツールについて紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
ブレンドとは
ブレンドとは、選択した2つのオブジェクトを混ぜ合わせる機能です。
オブジェクトの「色」と「形」を混ぜることができます。
ブレンドの作り方
ブレンドは、ブレンドオプションから設定を変えることができます。
ここでは、ブレンドの作り方を3つ紹介します。
スムーズカラー
オブジェクトが、グラデーションのように滑らかにつながります。
オブジェクトを滑らかに繋げたいときにおすすめです。
ステップ数
オブジェクトの間に作成するブレンドの数を指定することができます。
例えば、画像はステップ数を2にしているため、2つのブレンドが作成されます。
距離
オブジェクト同士の距離を指定することができます。
画像の場合、距離を150 pxに設定しているので、オブジェクトの中間点同士の距離は150 pxになります。
ブレンドの調整方法
ここでは、ブレンドを調整する方法について紹介します。
軌道を変える
まずは、画像のようにブレンドの軌道を変える方法について紹介します。
ブレンドを作成すると、画像のように直線のパスも一緒に作成されます。
アンカーポイントの追加ツールを使ってアンカーポイントを追加しましょう。
ダイレクト選択ツールやアンカーポイントツールを使用するとブレンドの軌道を変えることができます。
軌道を特定のパスに置き換える
ブレンドの軌道を特定のパスに置き換えることもできます。
作成したブレンドとパスを選択した状態で、「ブレンド軸を置き換え」を選択すれば、軌道を特定のパスに置き換えることができます。
オブジェクトの重なりを変更する
画像のように、オブジェクトの重なりを変更することもできます。
作成したブレンドを選択した状態で、「前後を反転」をクリックすると重なりを変更できます。
ブレンドを解除する
ブレンドを解除するには、作成したブレンドを選択状態にして「解除」を選択しましょう。
実践例:立体的な文字の作成
最後に実践例として、立体的な文字の作成方法を紹介します。
画像のように、文字を入力した後3つに複製します。
一つは違う色に設定しましょう。
同じ色の文字を選択状態にして、ブレンドを作成します。
その時のブレンドオプションは、距離で1 pxに設定します。
そして、色の違う文字を上に重ねれば完成です。
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まとめ:色々な使い方ができて便利
ブレンドは調整方法も多く、色々な用途があるのでとても便利です。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、制作に役立ててください。
また、当サイトでは2020年からIllustratorやPremiere Proなど、Adobeソフト関連の使い方に関する記事を投稿しております。
画像加工や動画編集に関する情報や知識に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。