初心者からグラフィックデザイナーやWebデザイナーを目指す時に、独学でデザインを勉強する人も多いのではないでしょうか。
しかし、「どんな知識やツールについて勉強したらいいのか分からない」と思っている人も多いでしょう。
今回の記事では、デザインを独学で勉強する人に向けて覚えておくべき知識やツール、勉強方法について紹介します。
勉強の参考になる本やWebサイトも紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
独学で勉強するべき内容:知識編
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独学でデザインを勉強する時に、どのような内容を学ぶべきか知っておくと効率が良いです。
ここでは、デザインの勉強するべき具体的な知識について紹介します。
フォント
デザインを勉強するなら、フォントの選び方や行間の調整、文字組の方法などを覚えておく必要があります。
例えば、ポスターや電車の中吊り広告などの印刷物のデザインをする時は、文字とグラフィックを合わせてレイアウトを組み立てます。
Webデザインでも、文字の行間の調整やフォントの選び方などを知っておかないと優れたデザインは作成できません。
フォントはデザインを構成する重要な要素なのです。
また、フォントについて勉強しておけば、それだけで簡単なロゴの制作やタイポグラフィの作成が可能になります。
ロゴの制作案件は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトで多く掲載されており、グラフィックデザインやWebデザインよりもハードルが低いです。
そのため、実践的な練習もやりやすいので初心者がデザインを始めるなら、最初にフォントについて学ぶことをおすすめします。
レイアウト
レイアウトとは、画像や文字をどこに、どのように配置するかを考える作業のことです。
広告やポスター、雑誌、WEBサイト、アプリ、新聞など、あらゆるデザインでレイアウトの作業は欠かせません。
レイアウトを整えることで見やすく、読みやすいデザインを制作できます。
グラフィックデザイナーやWebデザイナーなどデザインの業界で働くことを目指すうえでは、必ず勉強しておくべき内容です。
配色
配色とは、デザインを作成する際に色の構成や配置を考えることです。
配色をすることで得られる効果は、色の組み合わせや、色相、明度、彩度、分量(面積)、配置によって大きく変化します。
そのため、配色をマスターするのは少々時間がかかるでしょう。
Webで検索すれば、配色の見本をまとめたサイトや自動で配色の例を作成してくれる配色ツールなどもあるので、まずはそれらを参考にしながら勉強するとよいでしょう。
UI/UX
UIはユーザーインターフェイスの略で、UXはユーザーエクスペリエンスの略です。
WEBサイト見ているときに、目に入るフォントやデザインなどがUIにあたり、それらを見た時の「見やすい」、「分かりやすい」といった感想がUXです。
Webデザインを作成する際は、UXがよりよくなるようにUIの設計を意識しなければなりません。
Webデザイナーを目指すなら、ぜひ勉強しておきたい分野です。
デザインのトレンド
ファッションや音楽のように、デザインにもトレンドや流行があります。
新しいトレンドを追いかけて分析することで、時代のニーズに沿った表現が可能になります。
本やスクールで体系的に学ぶというよりは、実際に色々なデザインに触れて自分なりに分析してみることをおすすめします。
独学で勉強するべき内容:ツール・言語編
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ここでは、デザインをするために使い方を覚えた方が良いツールやプログラミング言語について解説します。
ツールやプログラミング言語をマスターしておくと、実務にすぐ携われる可能性が高いのでデザイナーとしての転職を考えている人はぜひチェックしてみてください。
Photoshop
Photoshopは、Adobeが提供しているデザインソフトです。
写真のレタッチ(加工)やレイアウト作成、合成写真の作成やイラストの作成まで幅広く使えます。
世間の広告や写真のほとんどは、Photoshopを使って編集されているといっても過言ではないほど人気のツールです。
制作会社でデザイナーとして働くには必須のスキルだといえるでしょう。
また、Photoshopについては当サイトでも使い方を紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。
Illustrator
IllustratorはPhotoshopと同じく、Adobeが提供するデザインソフトです。
ポスターのデザインやグラフィック広告の作成など、印刷物をデザインする時に使用されることが多いです。
また、Webサイトで使用されるロゴやアイコンもIllustratorを使って作成されます。
Photoshopと同じくデザイナーとして働くなら、機能を覚えておきたいスキルです。
また、IllustratorについてはPhotoshopと同様、当サイトでも使い方を紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。
HTML&CSS
HTML&CSSは、Webサイトをブラウザで表示するためのマークアップ言語です。
HTMLとCSSを使って、Webサイトのデザイン(コーディング)を行っていきます。
Webデザイナーとして、Webのデザインに関わりたい人は必ず勉強しておきたいスキルです。
JavaScript
JavaScriptとは、プログラミング言語のひとつです。
入力フォームやカルーセルの作成など、Webサイトを「動的」なものにできます。
JavaScriptには、AjaxやjQueryなどの便利なライブラリがあるので、興味のある方は併せて勉強しておくとよいでしょう。
独学でデザインを勉強する方法:インプット編
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ここでは、インプットしながら独学でデザインを勉強する方法を紹介します。
電車の待ち時間や家事の合間など、隙間時間を使ってできる勉強法なので、ぜひチェックしてみてください。
本で勉強する
デザインやデザインツールに関する本は、多く出版されています。
Webサイトや動画サイトと違って、出版する際に検閲が入るので一定のクオリティが保たれているといえます。
しかし、自分のスキルレベルや知りたい分野に合った一冊を選ぶ必要があります。
他の勉強方法と違って、無料ではないので注意しましょう。
また、下記のステップでおすすめのデザインに関する本を紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
Webサイトで勉強する
最近は、企業や個人でデザインに関するブログを書いている人が増えつつあります(私もその一人です)。
特にデザインツールのチュートリアルは、ネットに多く無料公開されていますのでおすすめです。
また、分からない単語や知識が出てきたときにすぐに調べられるのがWebサイトのメリットです。
下記のステップでおすすめのデザインに関するサイトを紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
動画で勉強する
Webサイトと同じく、デザインツールの使い方などを投稿している人は多くいます。
YouTubeだけでなく、AdobeラーニングやUdemyなど多くのサービスがあるので勉強したい内容に合わせてチェックしてみてください。
独学でデザインを勉強する方法:アウトプット編
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このステップでは、アウトプットしてデザインを勉強する方法について紹介します。
インプットと違って、実際に手を動かすのでスキルの向上につながります。
気に入ったデザインを模写する
電車の広告や街中のポスターなどを見て、気に入ったデザインを模写する方法です。
紙と鉛筆で書くのも構いませんが、PhotoshopやIllustratorなどデザインツールを使って模写するとツールの操作方法も覚えられるのでおすすめです。
自分でデザインしながら、使われているフォントやレイアウトの配置法などを分析すると良いデザインの作り方や視点を体感的に身に付けることができます。
自分のポートフォリオサイトを制作する
自分の作成した作品をまとめたサイトをポートフォリオサイトといいます。
ポートフォリオに載せる作品数は、一般的に10〜20点くらいがちょうどいいといわれております。
10〜20点デザインを作成すれば、それなりのスキルアップになるでしょう。
また、デザイナーとして転職する際にポートフォリオは一つのアピールポイントになるのでそういった点からも作成することをおすすめします。
フリーランス案件を受けてみる
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスでは、フリーランスに向けたデザイン案件が多く掲載されています。
ある程度、デザインスキルに自信が付いた人は思い切って案件に申し込み、実績や経験を積んでみてはいかがでしょうか。
また、企業の担当者とコミュニケーションを取ることで、クライアントのニーズを理解するヒアリング能力や問題解決をできる提案力など、デザイナーにとって重要なビジネススキルを身に付けることができるのでおすすめです。
会社からの評価を得られるので、かなり成長につながります。
下記のクラウドテックではフリーランスのデザイナー向け案件が多く掲載されています。
無料で会員登録できるので、ぜひチェックしてみてください。
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コンペに応募する
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングや「登竜門」というコンペサイトでは、デザインに関するコンペが多く掲載されています。
多くの人が、応募するため採用されることは難しいかもしれませんが、他の人の優れたデザインアイデアを見ることもできるので、スキルの向上につながります。
独学でデザインを勉強できる本
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ここでは、デザインを勉強できる書籍について紹介します。
デザインの基本やフォント、配色、デザインツールの使い方など様々な本を紹介します。
なるほどデザイン
デザインに関するものごとを、「目で見て楽しめる」形にまとめた本です。
デザイナーじゃない人でも、分かりやすくデザインを学べるのでおすすめです。
まだ、デザインのことがよく分からず「これからなるべく楽しみながら勉強したい」と考えている人は、一度手にとってみてはいかがでしょうか。
デザイン入門教室
私自身、今でも愛読しているデザインの教科書です。
デザインの基礎知識や制作の流れをしっかりと勉強できます。
情報量は少し多めですが、これからデザインを本気で勉強したい方にはおすすめです。
タイポグラフィの基本ルール ―プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック―
フォントや書式など、タイポグラフィに関する本です。
和文・欧文両方のフォントの使い方を解説してあります。
レイアウト、基本の「き」
レイアウトについて基本から勉強したい人におすすめの本です。
人の目の見え方などを応用したレイアウトのテクニックなども解説しているのでぜひ見てほしい一冊です。
配色デザイン良質見本帳
配色に関する事例や解説が載せてある本です。
頭の中で考えているイメージから、最適な配色を探せます。
情報量が豊富なので、配色について詳しく知りたい方はぜひ手にとってほしい一冊です。
誰のためのデザイン?
20年以上前に出版された本ですが、今もなおWebデザイナーに人気の本です。
ユーザーが快適に利用できるデザインについて考察しており、UIのデザインをする人にはおすすめです。
Photoshop しっかり入門
Photoshopを初めて使う人に向けた入門書です。
私も初めてPhotoshopを使う際は、この本を参考にしました。
基本的な使い方から、初心者がつまずきやすい部分まで丁寧に解説されています。
これからしっかりPhotoshopを学びたい人におすすめです。
Illustrator しっかり入門
前述した本のIllustratorバージョンです。
こちらの本も、初心者に向けて分かりやすく解説しておりパソコンが苦手な人にもおすすめです。
独学でデザインを勉強できるサイト
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最後にデザインについて勉強できるサイトを紹介します。
独学で勉強したい人はぜひチェックしてみてください。
Pinterestは、画像を共有できるSNSです。
気になった画像やイラストを集めて保存することができます。
投稿されているデザインのクオリティが高く、ただ眺めているだけでもデザインセンスを磨くことができます。
また、デザインに関するテクニックを投稿している人も多いので、情報収集にも向いています。
Udemy
参考 UdemyUdemyUdemyは、動画でデザインが学べるサービスです。
Webデザインやコーディング、デザインツールの使い方などについて、非常に多くの講師が動画で解説しております。
無料ではなく、動画コンテンツの買い切りシステムとなっており、一度購入した動画はその後ずっと視聴することができます。
動画は購入しなくても、もちろんレビューが閲覧可能なので、どの動画を購入すればいいか分からない人も安心して選べます。
Progate
参考 ProgateProgateProgateは、Webデザインの基礎となるHTML&CSSを学べる無料学習サイトです。
HTML&CSS以外にも、多くのプログラミング言語について勉強できます。
また、月々1080円の有料会員になれば全ての講義を受け放題になります。
Webデザインについて、しっかり勉強したい人にはおすすめです。
ただ副業してもダメ!?
デザインだけに専念して収入も増やせる方法とは?
今回の記事を読んだ方は、デザイナーもしくはデザイナー見習いという人が多いのではありませんか。今の会社や収入に不満があり、デザインの副業をして収入を増やそうと考える人もいるでしょう。
しかし、実際に副業をしても
「クラウドソーシングで探しても倍率が高くコンペも落とされる…」
「案件を取るために自分で営業しても上手くいかない…」
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まとめ:興味のあることから勉強していこう
デザインを勉強する場合、知識だけでなくツールの使い方などたくさん勉強することがあるので大変です。
また、お金に余裕のある人は勉強しやすい環境を整えるために、デザインのスクールや専門学校に通うのもありでしょう。
まずは、自分の興味がある分野から少しずつ勉強を始めていきましょう。
また、当サイトではPhotoshopやIllustratorなどAdobeソフト関連のチュートリアルやデザインに関する記事を多く投稿しております。
画像加工や動画編集に関する情報や知識に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

