マスクアニメーションをご存知ですか。
マスクアニメーションはモーショングラフィックスの基礎ともいえるもので、これから動画編集を始める方は是非覚えておきたい内容の1つです。
このページでは、簡単なマスクアニメーションの作り方を紹介します。
マスクアニメーションとは
マスクアニメーションとは、マスク機能を利用して文字やオブジェクトを隠して、何もないところから文字を表示させたりするアニメーションです。
モーショングラフィックスの基本的な編集技法で、CMやYouTubeなど様々なところで使われます。
超簡単なマスクアニメーションを作ってみよう
早速ですが、簡単なマスクアニメーションを作っていきましょう。
今回は上記のようなアニメーションを作っていきます。
以下が作成の手順です。
テキストと長方形枠を作成
まずは、テキストと長方形の枠を作成します。
テキストは、自由に入力して大丈夫です。
長方形の枠はテキストを囲えるくらい大きなものを作成しましょう。
長方形枠にアニメーションをつける
カーソルを2秒の部分に合わせて、トランスフォーム>スケールにキーフレームを加えます。
今度はカーソルを3秒の部分に合わせて、トランスフォーム>スケールにキーフレームを加えて、大きさを0%に設定します。
最後にカーソルを4秒の部分に合わせて、トランスフォーム>スケールにキーフレームを加えて、大きさを-100%に設定します。
アニメーションにイージーイーズを加える
次にアニメーションにイージーイーズを加えます。
イージーイーズを加えると動きに緩急がついてプロっぽいアニメーションを作成することが可能です。
タイムライン内をドラッグして、全てのキーフレームを選択します。
キーフレームを右クリックして、キーフレーム補助>イージーイーズを選択します。
これで、アニメーションが滑らかになります。
テキストにマスクをかける
それでは、いよいよマスクをかけていきましょう。
テキストのレイヤーをクリックして、長方形ツールを選択します。
青い長方形と同じくらいの大きさのマスクを作ります。
これで、マスクをかけることができました。
次はマスクにアニメーションをかけていきます。
マスクにアニメーションをかける
まずは、カーソルを4秒の部分に合わせて、マスク>マスクパスにキーフレームを加えます。
次にカーソルを3秒の部分に合わせて、選択ツールでマスクの角をダブルクリックしてください。
マスクの大きさを変えられるようになります。
CtrlキーとShiftキーを押したまま、マスクを見えなくなるまで小さくします。
最後に、タイムライン内をドラッグして、マスクパスのキーフレームを選択してイージーイーズを加えます。
マスクの境界をぼかす
最後にマスクの境界をぼかします。
カーソルを4秒の部分に合わせて、マスク>マスクの境界のぼかしのキーフレームを加えます。
数値は10に設定します。
これで、完成です。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
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After Effects(アフターエフェクト)おすすめのテンプレートを種類に分けて紹介!
まとめ:マスクアニメーションは映像制作の基礎
マスクアニメーションは初心者からすると少し難しいかもしれません。
しかし、映像制作をする上でマスクアニメーションはよく使う技術なのでぜひ覚えておきましょう。
以下が今回のまとめです。
- マスクアニメーションとは透明なところから文字を表示させたりするアニメーション
- イージーイーズを加えれば、プロっぽいモーションを再現できる
- マスクの境界をぼかすことでクオリティを上げられる
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