Photoshopのパペットワープでは、人のポーズや表情を変えるのに使用されます。
この記事では、Adobe Photoshopのパペットワープツールの使い方やコツを紹介します。
パペットワープを使ってできること
まずは、Photoshopのパペットワープを使ってどんなことができるのか紹介します。
ポーズを変える
Photoshopのパペットワープを使えばこのように人の姿勢やポーズを自然に変えることができます。
「微妙にポーズ違うな…」、「少し猫背になってる」的な悩みがある時に修正できるので便利です。
表情を変える
口元や目元のワープを調整することで、表情を変えられます。
小顔に変更する
輪郭をいじることで、小顔に変更できます。
丁寧に調整すれば、かなり綺麗に仕上げることができます。
身長を伸ばす
パペットワープを利用すれば、足や胴体を調整して身長を伸ばすこともできます。
足だけ伸ばすことも可能です。
次のステップからそれぞれの編集方法を紹介します。
パペットワープの使い方①人のポーズを変更させる
まずは、写真を用意します。
背景を削除して人物のみにする必要があります。
切り抜きツールなどを用いて、背景を削除して人物だけにしてください。
画面上部のメニューから編集>パペットワープをクリックします。
すると、画像のようにメッシュ状の編集画面が出てきます。
クリックすれば、画像のようにピンを打ち込むことができます。
画像の「動かしたくない部分」にピンを打ち込んでください。
ピンをクリックしながら、好きな所にドラッグしてみましょう。
画像のように他のピンを打ってあるところは固定されたままポーズが変更されます。
上手くいかない場合はピンを足していきながら編集してみましょう。
画面上部の○ボタンをクリックすれば、完成です。
パペットワープの使い方②表情を変える
背景を削除した写真を用意します。
今回は、口元を笑っている感じに変更します。
レイヤーを複製して、二枚重ねになっている状態にします。
下のレイヤーはいじらずに、上のレイヤーを編集していきます。
ツールバーからなげなわツールを選択して、口元を囲み選択範囲を作成しましょう。
なげなわツールを持った状態で選択範囲を右クリックして「選択範囲をぼかす」を選択してください。
今回は30pxぼかします。
画面上部のメニューから編集>パペットワープをクリックしてメッシュ状の編集画面にします。
すると、口元だけメッシュ状の編集画面になります。
真ん中と両端の計3つのピンを打ち込みます。
両端のピンを上に移動させると、口角が上がり笑っている感じになります。
上手くいかない場合はピンを増やしながら調整してください。
調整できたら○ボタンを押します。
パペットワープの使い方③小顔に変更する
背景を削除した写真を用意します。
こちらの男性を小顔にしていきます。
画面上部のメニューから編集>パペットワープをクリックしてメッシュ状の編集画面にします。
画像のように、顔の周りにピンを打ち込みます。
バランスを確認しながら、ピンを中央に移動させていきます。
小顔にすることができます。
パペットワープの使い方④身長を伸ばす
背景を削除した写真を用意します。
こちらの男性の身長を伸ばします。
画面上部のメニューから編集>パペットワープをクリックしてメッシュ状の編集画面にします。
足の先、膝、足の付け根(腰)にピンを打ち込みます。
Shiftキーを押しながらクリックすると、複数個のピンを移動させることができます。
画像のように左右の足の先のピンをクリックして、下方向に移動させましょう。
同じように膝のピンも移動させます。
足を伸ばしました。
上半身を微調整すれば、さらに違和感なく身長を伸ばすことができます。
覚えておくと便利なパペットワープの機能一覧
ここまで、Photoshopのパペットワープを使った例を紹介してきました。
ここでは、Photoshopのパペットワープについてしっかり知りたい人に向けて、その機能を詳しく紹介していきます。
モード
モードでは、メッシュの伸縮性を指定することができます。
「厳密に」、「標準」、「変形」の3つから選ぶことができます。
「変形」と「厳密に」を比べると画像のようになります。
変形はピンを移動させると面積が大きくなるように感じますね。
密度
密度では、メッシュのポイントの間隔を指定することができます。
「ポイント数を増加」を選択すると、精度が向上してさらに細かく編集することが可能になりますが処理時間が長くなるというデメリットもあります。
それぞれを比較してみると画像のようになります。
拡張
拡張では、メッシュの外枠を調整することができます。
数字を大きくすると画像のように外枠が大きくなります。
メッシュを表示
メッシュを表示したり、非表示にできます。
メッシュを非表示にすると、ピンを移動した後の状態が見やすいので便利です。
パペットワープを上手く使うためのコツ
最後にPhotoshopのパペットワープを上手く使うためのコツを紹介します。
メッシュを非表示にして作業する
前のステップで説明しましたが、メッシュを非表示にすることで画像が見やすくなります。
作業がしやすくなると思われるので、積極的に使っていきましょう。
骨格や関節に合わせてピンを打つ
人の姿勢やポーズを変更しようとして、上手くいかないことはありませんか。
そんな時は、ピンを骨格や関節に打つことで自然に変更できるようになります。
逆に骨格や関節を無視してピンを打つと、曲がるはずのない場所が曲がったり人間にできないポーズになってしまいます。
ピンとピンの間に打ち込んで微調整する
調整が上手くいかない時は、ピンとピンの間に新たなピンを打ち込んでみましょう。
基本は骨格や関節にピンを打ち込んで、中間地点に更にピンを打って微調整していくと上手くいきます。
背景は事前に切り抜く
背景を削除せずに、パペットワープを使用すると背景も一緒に変化されます。
人や物をパペットワープで変化させるときは、背景を切り抜いて使用しましょう。
細かく調整したいときはメッシュ数を増やす
細かく調整したいときはメッシュを増やすとよいでしょう。
メッシュを増やすことで、より正確に編集することができます。
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まとめ:パペットワープを使いこなしてプロに近こう
パペットワープはPhotoshopの中でも、比較的難しいツールです。
ぜひ使いこなして、プロへの一歩を踏み出してください。
また、この他にもPhotoshopやIllustratorなどAdobeソフト関連の使い方やテクニックの記事を、チュートリアル的な形式で投稿しております。
初心者の方に向けて簡単に説明しておりますので、デザインや動画編集などの情報に興味のある方はぜひご覧ください。