サブリミナル効果とは?日本で禁止されてる理由や効果を紹介!

広告や映像関係に興味のある人は、今までにサブリミナル効果という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
サブリミナル効果を利用した映像のテレビ放送は日本では禁止されています。
今回は、サブリミナル効果の概要や禁止されている理由について紹介します。

ケンタ

サブリミナルって昔CMとか広告の映像で使われてたこともあるんすよね。日本では禁止されてるんすか?
せやね。サブリミナル効果はいろいろな実験もされている結構有名な心理効果や。
でも実際は、サブリミナル効果は危険でもなければ大した効果もないとも言われとるんや。

クマスケ

サブリミナル効果

サブリミナル効果ってなに?

サブリミナル効果とは、人間の潜在意識へ刺激を与えることで、気づかないうちに脳へ何かしらを認識させる心理効果を指します。
例えば、人が意識できないほどの速さ(一瞬)で画像や音を動画に挿入して、商品を買うように誘導することなどが挙げられます。

例えば、アメリカの実験では映画館の映像で「ポップコーンを食べろ」というメッセージを3000分の1秒の速さで繰り返し表示したことがあるらしいで。

クマスケ

ケンタ

へ~、なんか意味あったんすか?
なんと映画館を出た後のポップコーンの購入した人が58%増加したらしい。

クマスケ

ケンタ

すげー!そんなに増えたんすか!やっぱりサブリミナル効果って人間になんらかの刺激を与えるんすね!
でも実は後で実験は噓だったことが判明したらしいで。
この実験を行ったジェームズ・ヴァイカリーって人が実験の結果はでっちあげだったことを認めたんや

クマスケ

ケンタ

え~!じゃあサブリミナル効果って噓なんすか⁉
下記のステップで説明するね。

クマスケ


サブリミナル効果に効果はない?

科学的な効果

いろいろな実験がされているサブリミナル効果ですが、あまり信憑性のある実験は1900年代まではなかったそうです。
ここでは、サブリミナル効果の実験内容について紹介します。

サブリミナル効果の実験結果はでっちあげだった

前述した通り、1957年にアメリカで実施された映画の中に「ポップコーンを食べろ」というメッセージを一瞬だけ繰り返し表示する実験は、実験を行ったジェームズ・ヴァイカリーさん自身が実験結果はでっちあげであることを認めました。

その後、カナダのテレビ番組が、彼の会社に「telephone now(今すぐお電話を)」というメッセージを繰り返し表示する再実験をさせました。
しかし、電話をかけたいと意識した人々はいませんでした。

また、放送中に何か感じたことがあったら手紙を出すよう視聴者に呼びかけましたが、500通以上届いた手紙の中に、電話をかけたくなったというものはひとつも無かったのです。
その他にも、多くの研究や論文が発表されましたが効果を実証するデータはひとつもありませんでした。

限られた条件下では効果を発揮する?

しかし、2000年代に行われた実験では、限定的な条件下でサブリミナル効果が確認されました。
例えば、ジェームズ・ヴァイカリーさんの実験のようにコーラやポップコーンという単語を見せても効果はありませんでした。

しかし、アイスティーの銘柄であるLipton Ice(リプトンアイス)という単語を見せた場合はサブリミナルの影響が確認されました。
実験結果によると、瞬間的に単語を見せた後、飲み物の中からリプトンアイスを選択する人が多かったそうです。

また、リプトンアイスを選択した人は、リプトンアイスが好きだが頻繁には飲んでいない人物で、喉が渇いているという状況でした。
その他にも、被験者が疲れているほどサブリミナルの暗示を受けやすいという結果が出ています。
このように限定的な条件ではありますが、サブリミナル効果の影響が出ることもあるようです。

ケンタ

結構条件が付きますけど、サブリミナル効果の影響がでることってあるんすね~

サブリミナルは禁止されている理由

禁止されている理由

映画やドラマから想像される、強い洗脳効果はサブリミナル効果にありませんが、日本では1995年9月26日に日本放送協会(NHK)が、1999年には日本民間放送連盟がそれぞれの番組放送基準でサブリミナル的手法を用いた映像や表現方法を禁止することを発表しました。
この他にも、海外ではサブリミナル的な手法を用いた表現が禁止されいる国はあります。
ではなぜサブリミナル効果が禁止されているのか、その理由を説明します。

ケンタ

広告でもあんまり使用されてないっすよね。あんまり効果がないって分かっているのに、何で日本のメディアでは禁止されているんすか?
日本のテレビでサブリミナル効果が使われなくなったのは「シティーハンター」ってアニメ映像で一瞬、麻原彰晃の画像が放送されて非難が殺到したことが始まりかな。
CMなどの広告、メディアでサブリミナル的な表現を使った映像が放送されなくなったのは、この他にも効果があるないの問題じゃなくて、倫理的な理由もあるのかな。
とにかくその辺の理由を下のステップで紹介するで。

クマスケ

限定的ではあるが効果がある

先述した通り、サブリミナル効果には限定的ではありますが、効果があることも実証されています。
そのため、現在完全にサブリミナル効果が否定されているわけではないので、いまだに禁止されているのではないかと考えられます。

消費者の行動を操るとみなされた

サブリミナル効果は、世間で人の無意識の部分に働きかけ、その後の行動を誘導するものだと認識されていました。
サブリミナル効果の話が世間に広まった時、CMやメディアを見ている人は「この商品を買おう!」と誘導させられているのではないかと意識するようになります。

そのため、商品やサービスを紹介する広告で、サブリミナル効果を利用することは、消費者の行動を操る悪質な行為であるとみなされるようになったのです。

洗脳されることの恐怖

世間一般でいえば、サブリミナルに強い洗脳をもたらすような効果がないことは広まっておらず、未だに「サブリミナル=洗脳」というイメージを持っている人はいるかと思われます。

サブリミナル効果が怪しいものだと世間に浸透しており、「映画やドラマを見て、洗脳されたらどうしよう」という懸念が残っているため、未だに禁止されたままなのかもしれません。

サブリミナル効果のまとめ

ケンタ

あまり効果がないとはいっても、自分から進んでサブリミナル効果にかかりたいとは思わないっすね…。
確かに自分が知らないところで行動を操られそうになるのは不快に感じるな。

クマスケ

今回のまとめ

  • サブリミナル効果を実証する実験はデマであり、その他もあまり信憑性のある実験はなかった
  • ただし限定的な条件下ではサブリミナル効果が確認されることもある
  • サブリミナル効果は様々な理由から、現在テレビなどで使用することを禁止されている

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