Excelでは、他のセルの文字列を結合して一つのセルにまとめることができます。
今回の記事では、Excelで文字列を結合させる方法や応用テクニックについて紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
Excelで文字列を結合する方法
まずは、文字列を簡単に結合する方法を紹介します。
「&」を使う
Excelで文字列を結合する際に一番簡単な方法は「&」を使うことです。
例えば、動画のように「=B4&B5」と入力してみましょう。
2つのセルの文字列が結合されます。
他のセルも同じように結合する方法
画像のように複数の入力されたセルがあるとします。
これらを一行目と同じ様に結合したい場合、楽にできるいい方法があります。
まずは、最初の行を「&」を使って結合します。
そして、結合したセルを選択した状態でカーソルを右下に合わせます。
カーソルが「✚」のような形になったら下にドラッグしましょう。
自動で他のセルも結合してくれます。
複数の文字列を結合する方法
複数の文字列を結合する時は、CONCAT関数を使うのがおすすめです。
CONCAT関数は、文字列やセルを最大253個結合させることができます。
「=CONCAT(」と入力した後に、動画のように結合したいセルをドラッグすれば、セルの結合が簡単にできます。
「&」を使う時は、「=B4&B5&B6&B7…」と一つずつ記入しないといけませんが、CONCAT関数は複数のセルをまとめて選択できるので便利です。
文字列を結合する時の応用テクニック
ここでは、文字列を結合する時に知っておくと便利な応用テクニックを紹介します。
結合した文字列のみを表示する方法
例えば、結合する前の文字列は消して結合した文字列だけ残したいとします。
その場合、まず結合した文字列を選択状態にしてショートカットキーCtrl+Cでコピーします。
そして、隣のセルを右クリックして貼り付けのオプションの「値」を選択します。
文字列がコピーされます。
結合する前の文字列と結合した文字列を選択して、右クリックして「削除」を選択しましょう。
これで、結合した文字列のみを表示できます。
区切り文字を挟んで結合する方法
画像のように結合する際に「田中,太郎」のように区切り文字を付けることもできます。
区切り文字を付けたいときは、TEXTJOIN関数を使いましょう。
例えば、セルを選択して、「=TEXTJOIN(“,”,TRUE,B18,C18)」のように入力します。
これで、結合する際に区切り文字を付けることができます。
関数の説明
TEXTJOIN関数を使うときは、「=TEXTJOIN(“区切り記号”,空のセルは無視, “文字列1”,”文字列2”)」のように記入します。
「区切り記号」の部分には、「,」や「、」のような結合時に挟みたい区切り文字を指定します。
「空のセルは無視」は、TRUEまたはFALSEで指定します。
TRUEの場合は無視され、FALSEは空の文字列も結合され区切り記号が挿入されます。
「文字列」は結合する文字列かセルを指定します。
文字列の間に空白を入れる方法
文字列の間に画像のように、空白を入れることもできます。
前のステップで紹介したTEXTJOIN関数を使って「=TEXTJOIN(“ ”,TRUE,B18,C18)」のように、区切り記号の部分を空白に設定します。
これで、文字列の間に空白を入れることができます。
日付を結合するときのテクニック
日付を結合すると、画像のように失敗してしまいます。
日付を結合する場合は、TEXT関数を使用しましょう。
画像のように「=TEXT(B4,”yyyy/m/d”)&C4」と入力します。
これで、B4の内容を日付として認識してくれます。
画像のように日付と文字列が上手く結合されます。
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- 今まで自己流でExcelを使っていた人
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まとめ:状況によって使い分けよう
文字列を結合させる方法はたくさんあります。
状況に合わせて使い分けましょう。
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