動画編集について勉強したいけど、初めは何をすればいいのか分からず迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、動画編集を独学する方法について紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
独学で勉強するべき内容：知識編
動画編集をするには、どんな知識や技術が必要になるのでしょうか。
ここでは、動画編集で勉強するべき知識を紹介します。
カット技術
カットは、撮影した動画の不要な部分を取り除き必要な部分のみを集めて、一本の動画を再構築していく作業です。
動画編集の基本であるため簡単に覚えられますが、全体のテンポやクオリティを決める重要な要素です。
動画編集の腕を上げるためにも、しっかり覚える必要があります。
テロップ
テロップは、動画に挿入する文字のことです。
出演者の会話を、視聴者が分かりやすいように文字起こししてテロップにしていきます。
動画を分かりやすく楽しめるようにするために必要なスキルで、フォントや色使いのセンス、適切なタイミングで表示する技術力などが問われます。
BGM、効果音
動画に使うBGMや効果音は動画全体の雰囲気を作る重要な要素です。
自分で一から作る必要はありませんが、視聴者が楽しめるように適切なものを選べるセンスを身に着けておく必要があります。
モーショングラフィックス
モーショングラフィックスとは、After Effectsといったツールを使ってイラストなどのグラフィックス素材を動かす技術です。
例として上記の動画のようなものが挙げられます。
モーショングラフィックスを覚えておけば、よりクオリティの高い仕上がりになるためある程度基本を抑えたら挑戦したいスキルの一つです。
3DCG
3DCGは、今回紹介するスキルの中でもかなり難しい分野です。
習得することができれば、3DアニメやCG加工などできる仕事の幅が広くなります。
特に最近は、VTuberなど3Dモデルを使って活躍する人も増えているため、今後需要の増えていくスキルでしょう。
独学で勉強するべき内容：ソフト編
動画編集をする際には、具体的にどんなソフトを使うのでしょうか。
ここでは、動画編集で使うソフトを紹介します。
Premiere Pro
AdobeのPremiere Proは、カット編集やテロップ入れ、効果音の挿入など基本的な動画編集ができるソフトです。
映像業界でも主流のソフトであるため、書籍や解説動画が多く分からないことがあってもすぐ調べられるのでおすすめです。
After Effects
Premiere Proと同じAdobeのAfter Effectsは、モーショングラフィックスや合成のような映像を作成できるソフトです。
Premiere Proと併せて覚えておけば、スキルの幅が広がります。
Premiere Proをマスターしてから挑戦してみることをおすすめします。
無料で使いたいならAviUtl
AviUtlは、無料で使える動画編集ソフトです。
ニコニコ動画などでよく使われており、解説サイトや動画が多いのが特徴です。
その他の無料で使える動画編集ソフトは、下記の記事で詳しく紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
無料で動画編集がしたい！目的に合ったフリーソフトを紹介します 独学で動画編集を勉強する方法：インプット編
ここでは、インプットしながら独学で動画編集を勉強する方法について紹介します。
電車の待ち時間や家事の合間など、隙間時間を使ってできる勉強法なので、ぜひチェックしてみてください。
本で勉強する
映像制作やデ動画編集に関する本は、多く出版されています。
Webサイトや動画サイトと違って、出版する際に検閲が入るので一定のクオリティが保たれているのがおすすめの理由です。
しかし、自分のスキルレベルや知りたい分野に合った一冊を選ぶ必要があります。
他の勉強方法と違って、無料ではないので注意しましょう。
YouTubeで勉強する
YouTubeには、動画編集ソフトの使い方を投稿している人が多くいます。
実際の映像を見ながら真似をすることで、編集方法を覚えられるのでおすすめです。
サイトで勉強する
YouTubeと同じく、最近は企業や個人で動画編集に関するブログを書いている人が増えつつあります（私もその一人です）。
自分の知りたいことを検索してピンポイントで調べられるのでおすすめです。
独学で動画編集を勉強する方法：アウトプット編
このステップでは、アウトプットして動画編集を勉強する方法について紹介します。
インプットと違って、実際に手を動かすのでスキルの向上につながります。
切り抜き動画を作成する
初めて動画編集をする人は、切り抜き動画を作成しながら勉強することをおすすめします。
切り抜き動画とは、YouTube動画のワンシーンを切り抜いて再編集した動画のことです。
もととなる素材があるので、一から作るよりも簡単です。
また、基本的な動画編集スキルだけでなく面白く見せるための構成力やどうすれば再生回数が伸びるのかを考える動画マーケティングのスキルも身につきます。
自主制作動画を作成する
自分で一から動画を作るのもおすすめです。
企画からプロットの作成、実際の編集を一通りやればかなりのスキルが身につきます。
また、ポートフォリオに掲載する作品としても使えるため、就職して動画編集の仕事をしたい人におすすめです。
フリーランス案件を受けてみる
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスでは、フリーランスに向けた動画編集案件が多く掲載されています。
ある程度、動画編集のスキルに自信が付いた人は思い切って案件に申し込み、実績や経験を積んでみてはいかがでしょうか。
会社からの評価を得られるので、かなり成長につながります。
下記のクラウドテックではフリーランスの動画編集者向け案件が多く掲載されています。
無料で会員登録できるので、ぜひチェックしてみてください。
独学で動画編集を勉強できる本
ここでは、動画編集の勉強に役立つ本を3冊紹介します。
図解だからわかりやすい 映像編集の教科書
出版から10年以上経っている本ですが、動画作成の基礎知識について学べる良書として今もなお読まれ続けています。
専門学校で習うような動画作成の基本知識のほかにも、時間操作や構成の組み立て方などのテクニックを図解やイラストつきで分かりやすく勉強できます。
この本の特徴
- 映像制作の基礎知識を勉強できる
- 図解やイラストつきで分かりやすい
- 良い映像を作るための基礎的な考え方が身につく
知識ゼロからはじめる Premiere Proの教科書
動画編集ソフトの中でも定番の、Premiere Proの超初心者用参考書です。
Premiere Proの基礎から、カット編集、トランジションの追加、簡単なエフェクトの追加など動画編集の基礎を解説しています。
1日あれば読破できる内容で、簡単な動画ならすぐに作れるようになるでしょう。
また、本著はWindowsPC用の説明ですが、MacPCとの致命的な違いはないのでWindows・MacどちらのPCを使っていても問題です。
この本の特徴
- 起動の仕方など超基礎的なところから説明してくれる
- 写真を多く使って説明してあるためわかりやすい
- 動画素材をダウンロードして実際に手を動かしながら勉強できる
Premiere Proに関する本は、こちらの記事でも詳しく紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
Premiere Proの本はどれがおすすめ？レベル・目的別に紹介！ これからはじめるAfter Effectsの本
モーショングラフィックスなどの、クオリティの高い映像が作れるAfter Effectsの超初心者用参考書です。
After Effectsの基本的な操作方法を勉強できます。
非常に分かりやすいので、一度After Effectsに挫折した人にもおすすめです。
この本の特徴
- After Effectsの基礎中の基礎を解説してある
- 難しいポイントも簡単に説明してある
- 1つの映像を作りながら映像制作の基礎を学べる
After Effectsに関する本は、こちらの記事でも詳しく紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
After Effects本はどれがおすすめ？レベル・目的別に紹介！ また、その他動画編集の勉強に役立つ本は、下記の記事で詳しく紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
動画編集の本はどれがおすすめ？目的別に10冊紹介します ただ副業してもダメ!?
動画編集だけに専念して収入も増やせる方法とは？
今回の記事を読んだ方は、動画編集者もしくは動画編集者見習いという人が多いのではありませんか。今の会社や収入に不満があり、動画編集の副業をして収入を増やそうと考える人もいるでしょう。
しかし、実際に副業をしても
「クラウドソーシングで探しても倍率が高く採用されない…」
「案件を取るために自分で営業しても上手くいかない…」
「単発の案件ばかりで継続的に稼げない…」
「営業や事務作業などの無駄な時間が多い…」
という悩みを持ったことはありませんか。
副業やフリーランスの場合、営業や事務対応など全ての作業を自分で行なわないといけないため大変ですよね。
そんな時に、「案件を紹介してくれたり、仕事中のサポートをしてくれる人」がいたら副業も上手くいくと思いませんか。
今回紹介する「レバテッククリエイター
」を使用すれば、未経験者でも動画編集だけに専念して収入UPが可能です。「レバテッククリエイター
」はクリエイター向けの案件紹介サイトです。特長的なのは自分に適した案件を紹介してくれるため動画編集に専念できる点と、キャリアプランや仕事の進め方、果ては次回プロジェクトについての相談が可能な点です。
それら全てのサービスを無料で使用できます。
そのため、動画編集に専念して収入を増やしたい人や自分で営業したくない人は、ぜひ一度試してみてほしいサービスとなっております。
おすすめポイント
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まとめ：一歩ずつ積み上げていこう
動画編集は、覚えることが多く難しく思えるかもしれませんが需要のある仕事です。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、制作に役立ててください。
また、当サイトでは2020年からIllustratorやPremiere Proなど、Adobeソフト関連の使い方に関する記事を投稿しております。
画像加工や動画編集に関する情報や知識に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
