デザインをするときに意識するべきこととして「余白」があります。
今回の記事では、余白の効果や上手く使うためのコツについて紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
余白の効果
まずは、余白の効果について解説します。
余白には主に下記の5つの効果があります。
- 見やすいデザインを作成できる
- 印象を操作することができる
- 情報をグループ化することができる
- 視線を誘導させることができる
- 特定部分を強調させることができる
見やすいデザインを作成できる
画像のように、余白を作らずに情報を詰め込むと非常に見えづらくなります。
ユーザーにとって見やすいデザインにするためにも、適度に余白を作る必要があるのです。
印象を操作することができる
余白には、ホワイトスペース効果というものがあり主に下記のような印象をユーザーに与えることができます。
- 高級感
- 開放感
- シンプルで洗練されている
余白の量によって与える効果も変化するので、ぜひ試してみてください。
情報をグループ化することができる
余白をうまく使えば、情報をグループに分けることができます。
画像のように余白があると、文字と画像が一組のグループに見えるためユーザーにとって理解しやすいデザインが作成できます。
視線を誘導させることができる
説明書などは、読む順番を間違えないようにデザインするのが重要です。
番号を付けて読む順番を指定することもできますが、余白をうまく使えばさらに分かりやすくデザインできます。
視線の法則については、下記の記事でも詳しく紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
【Zの法則とFの法則】Webマーケティングに役立つ視線の法則特定部分を強調させることができる
レイアウトの一部を強調させたいときには、色を変えたりフォントを変えるなどの方法がありますが、余白を使って強調することも可能です。
画像のように余白を多くとれば、視線が文字の部分に集中して結果的に強調されるようになります。
装飾を使わないため、シンプルで高級感のあるデザインになるのでおすすめです。
余白を使うときのコツ
余白の効果について紹介しました。
ここでは、余白の効果を発揮するためのコツについて紹介します。
まとまりを意識する
余白を取る時は、スペースを開ければいいというわけではありません。
画像のように、一つのグループごとに綺麗に整列させることで見栄えの良いデザインとなります。
写真の中の余白も意識する
使用する写真の余白を意識することも重要です。
今回は例を一つ紹介します。
画像のように、視線や動きの方向に余白を取ると違和感のないデザインとなります。
このように、人やモノが次に移動しそうな場所や進行方向などの「動きがありそうな空間」に余白を作ると、画像の違和感をなくしストーリー性を持たせることができるのでぜひ試してみてください。
文字間や行間を意識する
テキストの間隔を意識することで、読みやすい文章になります。
文字を配置する際には、文字間や行間の余白を意識するようにしましょう。
具体的には、下記のような項目を意識するとよいです。
- 行間
- 文字間
- フォントサイズ
- フォントの太さ
- 文字と背景の余白
余白について学べる本
最後に、余白についてまとめられているおすすめの本を紹介します。
テーマは余白ですが、デザインの基礎についても網羅した1冊です。
デザインの中でも特にレイアウトの方法について詳しく紹介されています。
キャラクターが登場し、ストーリー形式で内容が進んでいくため楽しく読み進められます。
この本の特徴
- 初心者が躓きやすいポイントを教えてくれる
- お手本とNG例を見比べながら勉強できる
- ストーリー形式で楽しく読み進められる
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- プレゼン資料や営業資料など資料作成の仕事がメインの人
- 基礎を学びつつ実践例を見たい人
- レイアウト方法について学びたい人
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まとめ:余白はレイアウトを作成するうえで重要
余白はレイアウトを作成するうえで、意識しておくべき要素の一つです。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、制作に役立ててください。
また、当サイトでは2020年からIllustratorやPremiere Proなど、Adobeソフト関連の使い方に関する記事を投稿しております。
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