Premiere Proの基本!スロー、ループ、逆再生、倍速の動画を作る方法

動画内のクリップの速度を変更したり、ループ再生の処理を行うのは比較的簡単な作業です。
YouTubeの動画でもよく使用される技術です。
そのため、動画編集者として活動するためには、必ず方法を覚えておく必要があります。
今回はAdobe Premiere Proで倍速やスロー、逆再生などのエフェクトを使用する手順について紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように簡単に解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

倍速・スロー再生のやり方

倍速とスロー再生は、同じ方法を利用して再現することが可能です。
まずは、倍速とスロー再生の方法について紹介します。
新規プロジェクトを作成し、カメラで撮影した動画をタイムラインに追加しておきましょう。

速度を変更する

速度を変更したいクリップを右クリックして、「速度・デュレーション」を選択します。


クリップ速度・デュレーションのパネルが表示されます。
クリップの速度やデュレーション(再生時間)を変更できる機能です。
倍速にしたい場合は、速度の数値を「200%」に設定します。
早送りのようにスピードが上がった状態で再生されます。

スロー再生にしたい場合は、速度の数値を100%未満に設定してください。
50%でちょうど半分の速度です。
動画がスローモーションで再生されます。
滑らかに再生されない場合は、元の動画素材の質やフレーム数などが考えられますので、事前に動画素材の情報をチェックしておきましょう。

デュレーションとは

デュレーションとは簡単にいうとクリップの再生時間のことです。
クリップの速度を変更した結果、再生時間がいくつになるのか確認することができます。
例えば、クリップの再生時間を「10秒」にしたい場合は、そのままデュレーションの数値を「10秒」とします。

ここで、注意点が一つあります。
スロー再生にするために、速度の値を小さくすると再生時間も長くなります。
しかし、リンクの部分が外れていると再生時間は長くならず、はみ出た部分は消されてしまいます。
速度を変更するときは、リンクの部分が有効になっているか必ずチェックしましょう。


逆再生のやり方

逆再生のやり方は簡単です。

倍速やスロー再生の時と同じように、「速度・デュレーション」をクリックします。
画像の逆再生の部分をクリックすると、クリップを逆再生にすることができます。
逆再生の速度を調整したい場合は、倍速やスロー再生と同じように速度の値を調整してください。


ループ再生のやり方

最後にループ再生のやり方を紹介します。
ループ再生をするには、実は同じクリップをコピーしてひたすら貼り付けるくらいしか方法がありません。
プログラムモニターの中に「ループ再生」というボタンがありますが、プレビューを見る際に編集中の動画を繰り返し再生できるだけなので、注意してください。


もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法

Premiere Proで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。
ある程度Premiere Proを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。


テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。

プロが作成したテンプレートも販売されており、購入すれば実質プロと同じクオリティの映像を3分で作成できるようになります。
値段もそこまで高価ではなく、例えばMotionElementsの使い放題プランに入れば月額2,150円で3百万を超えるプロのストック素材を自由にダウンロードできます。

下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。

Premiere Pro|テンプレートはどれがおすすめ?種類に分けて紹介!

まとめ:動画編集の基礎をマスターしよう!

倍速やスロー再生、逆再生、ループ再生などの表現は動画編集の中でもよく使われるエフェクトです。
使用する頻度は多く簡単なので、動画を作成する前にしっかりとマスターしておくと良いでしょう。

以下が今回のまとめです。

  • 倍速やスロー再生は速度を変更する
  • 逆再生はボタンにチェックを入れるだけ!
  • ループ再生はひたすらコピー&ペーストするだけ

また、当サイトでは2020年からPhotoshopやAfter Effectsなど、Adobeソフト関連の使い方やチュートリアルについての情報を投稿しています。
Adobeソフトの使い方や動画編集、モーショングラフィックスについて、興味のある方はぜひ見てください。

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