Photoshop(フォトショップ)レイヤーとは?初心者でも分かりやすい使い方

Photoshopでは、レイヤーという機能を使って合成やレタッチを行っていきます。
レイヤーについて理解するのが、Photoshopを使う上で重要なカギとなります。
今回の記事では、レイヤーの機能について紹介します。
初心者に向けて分かりやすく解説しますので、興味のある方はぜひご覧ください。

レイヤーとは?

レイヤーとは、編集している写真に透明なシートを被せて、色を塗ったり別の写真を張り付けて、一枚の写真を作成する機能のことです。

例えば、上記の写真は画像のレイヤー、グラデーションのレイヤー、テキストのレイヤーで作成されています。
もし一部の編集に失敗しても、レイヤーを分けていれば失敗したレイヤーのみを削除して作り直せばいいので、失敗してもやり直しやすいというメリットがあります。
このように、複数のレイヤーを重ねることで一つの写真を作成していきます。

レイヤーの基本的な使い方

ここでは、レイヤーの基本的な使い方について紹介します。

レイヤーを新規作成する

レイヤーを新規作成するには、レイヤーパネルの「⊞」のボタンをクリックします。

レイヤーを複製する

既存のレイヤーを複製するには、レイヤーを右クリックして「レイヤーを複製」を選択します。
もしくはCtrl+Cでコピーして、Ctrl+Vで貼り付けます。

レイヤーを削除する

レイヤーを削除するには、レイヤーパネルのゴミ箱のアイコンをクリックします。

レイヤーの名前を変更する

レイヤーの名前を変更するには、名前の部分をダブルクリックします。

レイヤーの重なり順を変える

レイヤーの重なり順を変更するには、レイヤーを掴んで上下に移動させます。

レイヤーを非表示にする

レイヤーを非表示にするには、目のアイコンをクリックします。

レイヤーをロックする

レイヤーをロックするには、レイヤーパネルの鍵マークをクリックします。
レイヤーの右端に鍵マークがついていれば成功です。

レイヤーのロックの種類などは下記の記事で詳しく紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

Photoshop(フォトショップ)でレイヤーのロックを解除するには?

レイヤーをグループ化する

レイヤーをグループ化するには、まずグループにしたいレイヤーをShiftキーを押しながらクリックします。


そして、ショートカットキーのCtrl+Gを押せばグループ化することができます。

レイヤーを結合する

レイヤーを結合するには、まず結合したいレイヤーをShiftキーを押しながらクリックします。


そして、レイヤーを右クリックして「レイヤーを結合」を選択します。

レイヤーの不透明度を変える

不透明度を変えるには、レイヤーパネルの不透明度の数値を調整します。

レイヤーの描画モードを変更する

描画モードを変更するには、レイヤーの「通常」の部分をクリックします。


レイヤーの種類

ここでは、レイヤーの種類とその特徴について紹介します。

通常レイヤー

画像やブラシツールで描画したイラストが、通常レイヤーに該当します。
レイヤーパネルの⊞をクリックすると、この通常レイヤーが作成されます。

背景レイヤー

ドキュメントの新規作成をすると、常に作成されます。
ロックがかけられているため、透明にできず常に一番下に配置されます。
重なり順を変更することもできません。

塗りつぶしレイヤー

塗りつぶしレイヤーは、レイヤー全体が塗りつぶされたレイヤーです。
レイヤーパネルの「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」から作成できます。
塗りつぶしレイヤーには下記の3種類があります。

  • ベタ塗り
  • グラデーション
  • パターン

シェイプレイヤー

シェイプレイヤーは、長方形ツールや楕円形ツールを使って作成することができます。
ベクター画像のため、拡大・縮小しても画質が落ちない反面、ブラシで塗ったり消しゴムで消すことはできません。


レイヤーを右クリックして「レイヤーをラスタライズ」を選択すれば、通常レイヤーに変更することができます。

テキストレイヤー

文字ツールを使うと、作成されるレイヤーです。
シェイプレイヤーと同じく、拡大・縮小しても画質が落ちませんが、ブラシで塗ったり消しゴムで消すことはできません。


レイヤーを右クリックして「テキストをラスタライズ」を選択すれば、通常レイヤーに変更することができます。

調整レイヤー

調整レイヤーは、レイヤーの上に重ねることで色調補正をかけることができるレイヤーです。


「明るさ・コントラスト」や「自然な彩度」など、様々な種類があります。


レイヤースタイルとは

レイヤースタイルとは、レイヤーに簡単に効果を加えることができる機能のことです。
レイヤーパネルの「fx」のボタンをクリックすれば使用できます。


レイヤースタイルには下記のような機能があります。

  • ベベルとエンボス・・・文字や画像に立体感を出すことができます
  • 境界線・・・文字や画像に境界線を加えられます
  • シャドウ(内側)・・・文字や画像の内側に影を加えられます
  • 光彩(内側)・・・文字や画像の内側に光が加えられます
  • サテン・・・文字や画像に金属のようなツヤのある影を加えられます
  • カラーオーバーレイ・・・文字や画像に色を加えられます
  • グラデーションオーバーレイ・・・文字や画像にグラデーションを加えられます
  • パターンオーバーレイ・・・文字や画像にパターンを加えられます
  • 光彩(外側)・・・文字や画像の外側に光が加えられます
  • ドロップシャドウ・・・文字や画像に影をつけることができます

レイヤーマスクとは

レイヤーマスクは、不要な部分を非表示にしたり特定の部分のみを編集できる機能です。
レイヤーマスクの黒い部分が非表示になります。
画像を直接消すわけではないため、失敗してもやり直しやすいというメリットがあります。


レイヤーマスクを作成するには、レイヤーパネルの「レイヤーマスクを追加」を選択します。


ブラシツールで黒く塗れば、非表示にできます。


黒と白のグラデーションを作成すれば、段々透明になる画像を作成することもできます。
下記の記事で詳しく紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

Photoshop(フォトショップ)のレイヤーマスクとは?仕組みや使い方

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まとめ:レイヤーを使いこなそう

レイヤーを使いこなすだけでも、様々な編集が可能になります。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、制作に役立ててください。

また、当サイトでは2020年からIllustratorやPremiere Proなど、Adobeソフト関連の使い方に関する記事を投稿しております。
画像加工や動画編集に関する情報や知識に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

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