After Effects(アフターエフェクト)のイージーイーズ|使い方や種類、調整方法

After Effectsでプロっぽい動画を作る時は、エフェクトをかける以外にもイージーイーズを使って、オブジェクトの動きに緩急をつけるという方法もおすすめです。
この記事では、After Effectsでイージーイーズを使う方法や手順、グラフエディターの使い方などを紹介します。
簡単に使い方をマスターできるので、YouTubeでアニメーションやモーショングラフィックスを作成したいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

イージーイーズとは?どんなことができる?

イージーイーズは、上記の動画のようにキーフレームで設定した動きに緩急をつけることができます。
動きの緩急も、イージーイーズでは細かい調整や変化をつけることが可能なので、モーショングラフィックスやアニメーション的な動画を作成する際には欠かせない機能となっております。


イージーイーズの種類

イージーイーズには動画のように3つの種類があり、一つ一つに違いがあります。
このステップではそれぞれの特徴について紹介します。

イージーイーズ

イージーイーズは、段々速くなって真ん中で最高速度になり、段々減速していく動きをします。
真ん中の動きが、一番速いと覚えておけば分かりやすいでしょう。

キーフレームの形は、画像のようになります。

イージーイーズイン

イージーイーズインは、最初は速くて最後に行くにつれて段々遅くなります。
最初の動きが、一番速いと覚えておけば分かりやすいでしょう。

キーフレームの形は、画像のように「>」の形になります。

イージーイーズアウト

イージーイーズアウトは、最初はゆっくりで最後に行くにつれて徐々に加速していきます。
最後の動きが、速いと覚えておけば分かりやすいでしょう。

キーフレームの形は、画像のように「<」の形になります。


イージーイーズを設定する手順

イージーイーズの説明が済んだところで、いよいよイージーイーズの設定方法を紹介します。
簡単に設定できますので、ぜひチェックしてください。

キーフレームを設定

まずは、画像のようにオブジェクトの位置にキーフレームを設定して、移動する数値を設定してください。
移動する距離やキーフレームを適用する位置は、自由な所で大丈夫です。

キーフレームを選択して右クリック

次にキーフレームを画像のように選択状態にします。
クリックした状態で、キーフレームを囲むと選択状態にできます。


そしてキーフレームを右クリックして、キーフレーム補助>イージーイーズを選択してください。


これで、イージーイーズの設定ができました。

イージーイーズのショートカットキー

イージーイーズはショートカットで設定することもできます。
ショートカットキーは以下の通りです。

  • イージーイーズ・・・F9
  • イージーイーズイン・・・F9 + Shift
  • イージーイーズアウト・・・F9 + control + Shift(Macの場合はF9 + command + Shift)

設定したイージーイーズの調整方法

このステップの中では、設定したイージーイーズの速度を更に細かく調整する方法について紹介します。
設定方法は主に2種類あるので、それぞれ詳しく紹介します。

キーフレーム速度から調整

まずは、キーフレーム速度から調整する方法を紹介します。

キーフレームを選択した状態で、右クリックしてキーフレーム速度をクリックします。


キーフレーム速度のパネルが開きます。
「影響」の部分の数値を調整するとオブジェクトの動きが変更されます。


例えば、動画は「入る速度」と「出る速度」の影響を80%にしたものです。
キーフレーム速度では、オブジェクトのスピードを数字で設定できるので、より正確な調整が可能です。

グラフエディターから調整

次にグラフエディターから調整する方法について紹介します。

キーフレームを選択した状態で、グラフエディターをクリックします。


すると、グラフエディターの画面が開きます。


グラフをいじると速度の調整をすることが可能です。
キーフレーム速度のように、数字で正確な編集するのは難しいですが、直感的に速度を調整することが可能です。
調整した後は、OKボタンを押して動きを確認しましょう。


イージーイーズの解除方法

イージーイーズを解除する方法は簡単です。
Ctrlキー(MacはCommandキー)を押しながらキーフレームをクリックすると、イージーイーズは解除されます。


イージーイーズをエクスプレッションで適用する方法

イージーイーズは、キーフレームを打ち込まなくてもエクスプレッションを記入することで適用できます。
下記の記事は、イージーイーズ、イージーイーズイン、イージーイーズアウトのエクスプレッションの記入方法について紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

イージーイーズ
After Effectsのエクスプレッション:ease編

イージーイーズイン
After Effectsのエクスプレッション:easeIn編

イージーイーズアウト
After Effectsのエクスプレッション:easeOut編


もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法

AfterEffectsで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。
ある程度AfterEffectsを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。


テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。

プロが作成したテンプレートも販売されており、購入すれば実質プロと同じクオリティの映像を3分で作成できるようになります。
値段もそこまで高価ではなく、例えばMotionElementsの使い放題プランに入れば月額2,150円で3百万を超えるプロのストック素材を自由にダウンロードできます。

下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。

After Effects(アフターエフェクト)おすすめのテンプレートを種類に分けて紹介!

まとめ:イージーイーズを覚えるのはモーショングラフィックスの第一歩

イージーイーズを使用すれば、オブジェクトにかっこいい動きをさせることができ、モーショングラフィックスのクオリティも手軽に上げることができるので便利です。
ぜひイージーイーズの活用して、制作に役立ててください。
また、当サイトではこの他にもAfter EffectsやPremiere ProなどAdobeソフトの使い方や動画編集のチュートリアルについて多くの記事を投稿しております。
初心者でも分かりやすいように解説しておりますので、Adobeソフト関連の情報に興味のある方はぜひご覧ください。

モバイルバージョンを終了