Premiere Proで作業している時に、動作が重いと感じたことはありませんか。
Premiere Proは各項目の設定を見直すことで、動作を軽くすることができます。
今回の記事では、Premiere Proが重い場合の対処法を10個紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますのでぜひご覧ください。
具体的な対処法は以下の通りです。
- プレビューの解像度を下げる
- メディアキャッシュを削除する
- Premiere Pro以外のソフトを閉じる
- Premiere Proに割り当てられているメモリを調整する
- インからアウトをレンダリング
- クリップを無効化する
- プロキシを作成する
- タイムラインの項目を減らす
- レガシータイトルのリアルタイムプレビューをオフにする
- レガシータイトルを多用しない
プレビューの解像度を下げる
プレビュー画面の解像度を下げることで、プレビューを再生する際に動作が少し軽くなります。
しかし、このまま書き出すと解像度が低い状態で書き出されてしまうので、最後はフル画質に戻すことを忘れないようにしましょう。
メディアキャッシュを削除する
メディアキャッシュが溜まったままだと、動作が遅くなる原因になります。
画面上部のメニューから編集>環境設定>メディアキャッシュを選択します。
「メディアキャッシュファイルを削除」の部分をクリックします。
これで、メディアキャッシュを削除することができます。
Premiere Pro以外のソフトを閉じる
Premiere Proを使って編集する際は、なるべく他のソフトやアプリケーションを閉じるようにしましょう。
他のツールを開いていると、Premiere Proで使用できるメモリが不足して動作が重い原因にもなります。
なるべく、Premiere Proだけを開いた状態で編集することをおすすめします。
Premiere Proに割り当てられているメモリを調整する
Premiere Proに充てられるメモリの割合を増やすことで、動作が若干スムーズになります。
画面上部のメニューから編集>環境設定>メモリを選択します。
「他のアプリケーションに確保するRAM」の値を小さくします。
これで、Premiere Proに割り当てるメモリの量が増えます。
インからアウトをレンダリング
シーケンスの「インからアウトをレンダリング」を実行すると、Premiere Proの動作が重いのを解決できます。
画面上部のメニューから、シーケンス>インからアウトをレンダリングを選択します。
これで、完了です。
場合によっては、レンダリングに10~30分かかることもあるので休憩中や少し席を外す際に、実行するとよいでしょう。
クリップを無効化する
プレビュー中に、どうしてもカクカクしたり動きが止まってしまうクリップは一度無効化しましょう。
クリップを右クリックして、「有効」の部分のチェックマークを外せばクリップを無効化できます。
このまま書き出してしまうと、無効化されたクリップはないものとして扱われてしまうので、書き出す前に有効化させることを忘れないようにしましょう。
プロキシを作成する
動画素材の容量が重いと、Premiere Proの動作も重くなります。
プロキシを作成して、動画素材を軽くしましょう。
プロジェクトパネルで、プロキシを作成したい動画素材を右クリックして、プロキシ>プロキシを作成をクリックします。
「プロキシを作成」のウィンドウが出てくるのでOKをクリックします。
すると、Adobe Media Encoderが起動します。
ステータスに「完了」と表示されたらプロキシの作成は完了です。
実際にプロキシが作成されているか確認してみましょう。
クリップを右クリックしてプロパティを選択してください。
プロキシメディアと書いてあれば成功です。
タイムラインの項目を減らす
タイムラインのパネルに表示されてある項目を減らすことで、若干動作が軽くなります。
タイムラインのレンチのアイコンをクリックします。
青いものが現在表示されている項目なので、その中から必要ないものを非表示にしましょう。
レガシータイトルの背景ビデオを表示をオフにする
レガシータイトルを使用する際は、「背景ビデオを表示」をオフにしましょう。
レガシータイトルの画面上部の目のようなマークが青くなっていると、「背景ビデオを表示」がオンになっており、Premiere Proの動作がとても重くなります。
クリックしてオフにしておきましょう。
レガシータイトルを多用しない
レガシータイトルは文字の装飾やエンドロールの作成など、色々使えて便利ですが使いすぎると動作が重い原因になります。
テロップを入れるときは、エッセンシャルグラフィックスで代用するなど工夫するとよいでしょう。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
Premiere Proで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。ある程度Premiere Proを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。
テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。
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値段もそこまで高価ではなく、例えばMotionElementsの使い放題プランに入れば月額2,150円で3百万を超えるプロのストック素材を自由にダウンロードできます。
下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ:パソコンのリソースも確認してみよう
今回はPremiere Pro内でできる設定の変更方法などを中心に紹介しました。
この他にも、パソコン内をクリーンアップしたり外付けハードディスクを使用するなど、動作を軽くする方法はあります。
ぜひ色々な方法を試して、Premiere Proを快適に使いましょう。
また、当サイトではIllustratorやPremiere ProなどAdobeソフト関連の使い方やテクニックをチュートリアル的な形式で解説しております。
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