Photoshopで切り抜きをしたいのに、よく分からないエラーが出たりして切り抜きができなかったことはありませんか。
今回は、Photoshopで切り抜きができない6つのパターンと対処法について紹介します。
対処法を覚えて、エラーにも即座に対応できるようにしましょう。
そもそもどれが切り抜きのツールが分からない・パネルにない
Photoshopを初めて使う方は、どれが切り抜きに使うツールなのか分からないかもしれません。
Photoshopには、切り抜きに使うツールが多くあります。
今回は、切り抜きに使う3つのツールの場所について紹介します。
切り抜きツール
切り抜きツールは、画像を自由な大きさにトリミングすることができるツールです。
切り抜きツールは、「遠近法の切り抜きツール」や「スライスツール」と同じ場所にあります。
表示されているアイコンを右クリックするか、左クリックで長押しすると表示されます。
クイック選択ツール
クイック選択ツールは被写体を自動で囲み、選択範囲を作ってくれる便利なツールです。
クイック選択ツールは、「自動選択ツール」や「オブジェクト選択ツール」と同じ場所にあります。
表示されているアイコンを右クリックするか、左クリックで長押しすると表示されます。
ペンツール
ペンツールは、選択範囲をパスで作ることのできるツールです。
ペンツールは、「曲線ペンツール」や「アンカーポイントの切り替えツール」と同じ場所にあります。
表示されているアイコンを右クリックするか、左クリックで長押しすると表示されます。
deleteキーで選択範囲を消せない
deleteキーをクリックして選択範囲を削除しようとしたとき、塗りつぶしの表示が出てくる時があります。
この場合、まずレイヤーパネルを確認しましょう。
選択範囲を削除したいレイヤーが「背景」となっている場合、選択範囲を削除することはできません。
レイヤーの名前の部分をダブルクリックするか、鍵マークをクリックすることで通常のレイヤーにすることができます。
通常のレイヤーにすれば、選択範囲を削除することができます。
スマートオブジェクトになってる
スマートオブジェクトとは、縮小したり拡大しても画像が劣化しないデータ形式のことです。
切り抜きをしたいレイヤーがスマートオブジェクトになっている場合は、切り抜きを行うことはできません。
レイヤーをラスタライズして切り抜きができる状態にする必要があります。
- ラスタライズとは・・・ラスタライズとは簡単に言うとベクター画像をビットマップ画像に変換することです。
レイヤーを右クリックして「レイヤーをラスタライズ」を選択します。
これで色の置き換えをすることが可能になります。
レイヤーがロックされている
レイヤーの右側に、鍵マークがついていると、レイヤーがロックされています。
切り抜きをしたいレイヤーがロックされている場合、切り抜きを行うことはできないのでレイヤーのロックを解除する必要があります。
レイヤーのロックを解除するのは簡単で、鍵マークをクリックすることでロックの解除をすることができます。
「編集」の「消去」がクリックできない
画面上部のメニューの、編集>消去が選択できない場合の対処法を紹介します。
そもそも何にも選択していない
編集>消去は、選択範囲がないと使うことができません。
クイック選択ツールやペンツールを使って選択範囲を作成してみましょう。
選択範囲を消去することができるようになります。
別のレイヤーを選択している
別のレイヤーを選択している場合、思うように選択範囲を消去できないかと思います。
レイヤーパネルを確認して、どのレイヤーが選択状態になっているのか確認しましょう。
他のレイヤーを選択している場合、違う場所が消去されますのでどのレイヤーを選択しているか消去する前に確認しておきましょう。
新規アートボードが作成されている
切り抜きツールを使うとき、切り抜きをしようしても新規アートボードが作成されてしまうことはありませんか。
おそらく、新規作成をする際に「アートボード」の項目にチェックマークが入っていることが原因です。
新規作成をする際に「アートボード」へチェックを入れると、切り抜きツールを使うときにアートボードが作成されてしまうので注意しましょう。
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まとめ:多くのパターンと対処法がある
切り抜きができなくなるときは多くのパターンと対処法があります。
以下が今回のまとめです。
- Photoshopには切り抜きに使うツールが多くある
- レイヤーが背景になっている場合は、通常のレイヤーに変更する
- レイヤーがロックされている場合は、鍵マークを外す
- レイヤーがスマートオブジェクトになっているときはラスタライズする
- 新規作成をする際に「アートボード」へチェックが入っていないか確認する
またこの他にも、Photoshopに関する便利な記事を投稿していますのでぜひご覧ください。