After Effectsを使いこなせば、まるでプロが作るような映像を初心者でも作成できるようになります。
今回の記事では、動画のようなホログラムエフェクトの作り方について紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように、簡単に解説しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
下記のステップで作成していきます。
Step1素材の準備
まずは、素材を準備します。
ホログラムにする動画と背景を用意しましょう。
Step2ホログラム素材を配置
ホログラムにする素材を配置します。
3Dレイヤーの中にチェックを入れて、回転を調整して背景に合成しましょう。
Step3ホログラムにエフェクトを追加
素材にホログラムっぽいエフェクトを追加していきます。
画面上部のメニューからエフェクト>カラー補正>トライトーンを選択します。
ミッドトーンを水色っぽくして、「元の画像とブレンド」を50%にします。
次にノイズのエフェクトを追加していきます。
エフェクトのノイズとタービュレントディスプレイスを追加します。
タービュレントディスプレイスを下記の値に調整します。
- 変形・・・水平方向
- 量・・・500
- サイズ・・・5
そして、ノイズ量とタービュレントディスプレイスにエクスプレッションを追加します。
ノイズ量には「random(100)」、タービュレントディスプレイスには「time*1000」と入力しましょう。
最後に不透明度を80%にして完了です。
Step4光エフェクトを追加
ここでは、フラクタルノイズを使って光のエフェクトを作成していきます。
新規平面レイヤーを作成して、エフェクト>ノイズ&グレイン>フラクタルノイズを選択します。
フラクタルノイズの下記の項目を調整しましょう。
- コントラスト・・・50
- 明るさ・・・-50
- スケールの高さ・・・600
- 展開・・・エクスプレッションを追加して「time*500」と入力
- レイヤーモード・・・加算に変更
次に平面レイヤーを選択した状態で、エフェクト>ディストーション>極座標を選択します。
補完を100%にします。
(見えづらいので一度レイヤーモードを戻しています。)
ペンツールを使って光の形のシェイプを作成します。
平面レイヤーのトラックマットをアルファマットに変更します。
最後に、平面レイヤーにエフェクトのブラー(ガウス)を追加して少しだけぼかします。
Step5アニメーションの作成
最後にアニメーションを追加しましょう。
ホログラムレイヤーの「位置」と「スケール」にアニメーションを追加します。
下からシュッと浮き出てくるような動きにしましょう。
今回は、画像のように数値を変更しました。
また、モーションブラーの項目にチェックを入れておくと動きに勢いが出ておすすめです。
光のエフェクトにも同じくアニメーションを追加しましょう。
スケールにのみ追加します。
これで、完成です。
お疲れ様でした。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
AfterEffectsで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。ある程度AfterEffectsを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。
テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。
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まとめ:プロのクリエイターへの第一歩
今回紹介したテクニックは、私がブログで紹介する中でもかなり難しい部類のものですが、これを作れる様になれば、プロを目指すこともそう難しくはないでしょう。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、制作に役立ててください。
また、当サイトでは2020年からIllustratorやPremiere Proなど、Adobeソフト関連の使い方に関する記事を投稿しております。
画像加工や動画編集に関する情報や知識に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。