文字を一文字ずつ表示させるのは、動画編集ではよく使われる表現技法です。
今回の記事では、After Effectsで文字を一文字ずつ表示させる方法を紹介します。
初心者の方に向けて分かりやすく説明しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
今回作成する動画
まず、今回作成する動画の例を紹介します。
今回作成するのは主に下記の3つです。
カクカク表示させる
文字が一文字ずるタイピングするように表示されます。
滑らかに表示させる
流れるように滑らかに文字が表示されます。
下からフワッと表示させる
文字が下からふわりと浮いてくるように表示されます。
カクカク表示させる
まずは、一文字ずつカクカク表示させる方法について説明します。
テキストを入力
新規でコンポジションを作成して、一文字ずつ表示させたいテキストを入力します。
入力する文字は何でもいいです。
アニメーターを追加
次にアニメーターを追加していきます。
テキストレイヤーを開いてアニメーターの横のボタンをクリックしスケールを選択してください。
アニメーターが追加されました。
アニメーターを編集
ここからは、アニメーターを編集していきます。
まず、スケールの数値を0%にして、範囲セレクター1を開き「開始」の横の時計マークをクリックしてキーフレームを追加します。
次にタイムラインのインジケーターを2秒位の場所に移動して範囲セレクター1の「開始」にキーフレームを追加します。
そして、「開始」の数値を100%に変更します。
最後に範囲セレクター1の「高度」を開き、なめらかさを0%に変更します。
これで、タイピングのように表示されるアニメーションが作成できました。
滑らかに表示させる
次に滑らかに表示させる方法について紹介します。
テキストを入力してアニメーターを追加
前のステップと同様に、テキストを入力してアニメーターの「スケール」を追加します。
アニメーターを編集
こちらも前のステップと同様に、編集します。
スケールの数値を0%にして、範囲セレクター1の「開始」にキーフレームを追加します。
高度のなめらかさは100%のままにしておきましょう。
これで完成でもいいのですが、イーズを調整することで色々な滑らかさを表現できます。
次のステップで解説します。
イーズを調整
高度を開くと、「イーズ(高く)」と「イーズ(低く)」という項目があります。
これらの項目を調整することで、色々な滑らかさを表現できます。
イーズ(高く)を100%にした場合
イーズ(低く)を100%にした場合
両方100%にした場合
応用編:下からフワッと表示させる
最後に下からフワッと登場する文字のアニメーションを紹介します。
テキストを入力してアニメーターのスケールを追加
まずは、通常通りテキストを入力してアニメーターの「スケール」を追加します。
スケールを編集
こちらも前のステップと同様に、編集します。
スケールの数値を0%にして、範囲セレクター1の「開始」にキーフレームを追加します。
高度のなめらかさは100%のままにしておきます。
アニメーターの位置を追加
次にアニメーターから位置を追加します。
アニメーター2という名前で追加されるのでこちらを編集します。
位置を編集
まず、位置のy軸を200.0にします。
次に、スケールと同じように「開始」にキーフレームを追加します。
最初のキーフレームは0%にして、二つ目のキーフレームで100%になるように設定してください。
これで、ふわりと表示されるアニメーションが作成できました。
ちなみに、アニメーターで回転を追加すれば動画のような表現も可能です。
おまけ:パスのトリミングを使った方法
パスのトリミングという機能を使えば動画のように、一文字ずつ線で文字を表示させることができます。
下記の記事で、詳しい作成方法を紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
AfterEffectsで、テロップ入れ、アニメーション作成、色調補正などいちから編集するのは大変ですよね。ある程度AfterEffectsを使いこなせるようになった人でも、「やり方もテクニックも知ってるんだけどシンプルに手間がかかる…」と悩んだりしてるのではないのでしょうか。
そこでおすすめなのが、テンプレート機能を使用することです。
テンプレート機能とは、作成したアニメーションなどを保存して他の映像にも使用できるようにする便利な機能です。
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値段もそこまで高価ではなく、例えばMotionElementsの使い放題プランに入れば月額2,150円で3百万を超えるプロのストック素材を自由にダウンロードできます。
下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ:アニメーターをうまく活用しよう
アニメーターを上手く使うことで色々な動きを作成できます。
ぜひ使い方をマスターして、制作に役立ててください。
また、当サイトではPhotoshopやAfter EffectsなどのAdobeソフト関連の使い方について書かれた記事を多く投稿しております。
画像加工や動画編集に関する知識や情報に興味のある方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。