アニメや映像でよくあるカウントダウンの作成は、After Effectsを使うことで意外と簡単に可能です。
今回の記事では、After Effectsを使ってカウントダウンを作成する方法について紹介します。
簡単に作成できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
今回作成する動画
今回は簡単に作成できるカウントダウンと、映画のオープニングのような少し凝ったカウントダウンの作成方法を紹介します。
こちらがすぐにできるカウントダウンの例です。
こちらがオープニング風のカウントダウンです。
すぐにできるカウントダウンの作成手順
それでは、まずは簡単にできるカウントダウンの作成方法について紹介します。
初心者の方でも分かりやすいように説明しておりますので、ぜひご覧ください。
テキストを入力
まずは、テキストを入力します。
横書き文字ツールを使って画面にテキストを入力してください。
入力するテキストは何でもいいです。
スライダー制御を追加
次に、先ほど作成したテキストレイヤーを選択した状態で、画面上部のメニューからエフェクト>エクスプレッション制御>スライダー制御を選択します。
これで、テキストレイヤーにスライダー制御のエフェクトが追加されました。
このスライダー制御を使って、カウントダウンを作成していきます。
ソーステキストをスライダーに紐づけ
ここでは、カウントダウンを作成するための準備をします。
テキストレイヤーのテキストとスライダー制御を開き、「ソーステキスト」と「スライダー」の項目が見えている状態にします。
次にソーステキストのぐるぐるマーク(ピックウィップ)をスライダーにドラッグして紐づけます。
紐づけに成功したら、画像のように入力したテキストが「0」になります。
これで、準備が整いました。
次のステップからいよいよカウントダウンを作成していきます。
キーフレームの追加
キーフレームを追加していきます。
スライダーの時計マークをクリックして、数値を5に変更します。
タイムラインのインジケーターを6秒あたりに移動させ、キーフレームを打ち込みます。
そして、数値を0に変更しましょう。
インジケーターを移動させる場所はお好きな位置で問題ありません。
これで、カウントダウンが作成されましたが、小数点以下が表示されており画面からはみ出ています。
次のステップで小数点以下を切り上げましょう。
小数点以下を切り上げる
スライダーの時計マークをAltキー(Macの場合はoptionキー)を押しながらクリックすると、数式のようなものが表示されます。
表示された数式の後ろに「.value.toFixed(0)」と記入します。
これで、小数点以下は全て非表示になります。
「.value.toFixed()」は小数点以下をいくつ表示できるか指定できる記述です。
例えば、()の中の数字を1にすれば少数点以下は1桁表示され、10にすれば10桁まで表示されます。
オープニングっぽいカウントダウンの作成手順
ここでは、映画やドラマのオープニングのようなカウントダウンの作り方を解説します。
平面レイヤーを2枚作成
まずは、平面レイヤーを2枚作成します。
上のレイヤーをグレー、下のレイヤーをホワイトにしました。
(色はお好きな色で問題ありません。)
放射状ワイプを追加
次に、上のレイヤーに放射状ワイプを追加します。
上の平面レイヤーを選択した状態で、画面上部のメニューからエフェクト>トランジション>放射状ワイプをクリックします。
これで、平面レイヤーに放射状ワイプが追加されました。
キーフレームを追加
先ほど追加した放射状ワイプに、キーフレームを打ち込んでいきます。
タイムラインのインジケーターを0秒の所に合わせて、放射状ワイプの「変換終了」の横にある時計マークをクリックします。
次にインジケーターを1秒のところに移動して、「変換終了」にキーフレームを追加します。
そして、数値を100%に変更します。
これで、動画のような動きを作成できます。
あとは、繰り返しキーフレームを打ち込んでもいいのですが、面倒なのでエクスプレッションを追加します。
エクスプレッションを追加
変換終了を選択状態にして、画面上部のメニューからアニメーション>エクスプレッションを追加をクリックします。
エクスプレッションの部分に「loopOut(type=”cycle”)」と記入します。
これで、アニメーションが作成されました。
loopOutの使い方については、下記の記事で詳しく紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
カウントダウンを作成
最後にカウントダウンを作成します。
ここは最初のステップの「すぐにできるカウントダウンの作成手順」と同じ作業なので省略します。
これで、アニメーションを加えたカウントダウンが作成できました。
シェイプで枠を作ったり、ノイズを加えれば更にそれっぽくなりますね。
もっと簡単に映像のクオリティを上げる方法
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下記の記事でおすすめのテンプレートを紹介しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ:モーショングラフィックスでは地味によく使う
カウントダウンの表現は、モーショングラフィックスでは地味によく使われる表現です。
ぜひ作り方を覚えて制作に役立ててください。
また、当サイトではPremiere ProやAfter EffectsなどのAdobeソフト関連の使い方について書かれた記事を多く投稿しております。
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